香典の相場早見
お通夜・お葬式の香典をいくら包むか、故人との関係と自分の年代を選ぶだけで目安がわかる無料ツール。 表書き・薄墨・新札・参列不可時の郵送・連名・贈与税の扱いまで一画面で完結。
公式一次情報で根拠を確認済み
- ・国税庁タックスアンサー No.4405 贈与税がかからない場合(第8項:個人から受ける香典は社会通念上相当の範囲で非課税)
- ・国税庁タックスアンサー No.4129 相続財産から控除できる葬式費用(香典返しの費用は葬式費用に含まれない/お通夜の費用は含まれる)
- ・一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会(互助会業界団体・冠婚葬祭の標準的な手順)
- ・独立行政法人 国民生活センター(葬儀関連の消費者トラブル相談)
最終確認:2026年6月16日
自分の年代
友人・知人(30代)の相場
5千〜1万円
早見表
| 関係 | 20代 | 30代 | 40代以上 |
|---|---|---|---|
| 自分・配偶者の親 | 3〜10万円 | 5〜10万円 | 5〜10万円 |
| 兄弟・姉妹 | 3万円 | 3〜5万円 | 5万円 |
| 祖父母 | 1万円 | 1〜3万円 | 1〜5万円 |
| おじ・おば | 1万円 | 1〜2万円 | 1〜3万円 |
| その他の親戚 | 5千円 | 5千〜1万円 | 5千〜1万円 |
| 友人・知人 | 5千円 | 5千〜1万円 | 5千〜1万円 |
| 職場関係 | 5千円 | 5千〜1万円 | 5千〜1万円 |
最低限おさえたいマナー
- ・お札は新札を避けます(不幸を予期して準備していた印象になるため)。新札しかない場合は 一度折り目をつけてから包みます。
- ・4(死)・9(苦)のつく金額は避けます。
- ・表書きは仏式なら通夜・葬儀では「御霊前」、四十九日以降は「御仏前」が 一般的です。ただし浄土真宗では葬儀から「御仏前」を使うなど宗派・宗教で異なるため、わからない場合は「御香典」が無難です。
- ・薄墨の筆ペンで書くのが正式とされます(悲しみの涙で墨が薄まった、の意)。
相場は葬儀社・金融機関などが公表している一般的な目安をまとめたものです。 地域や家のしきたりによって差が大きいので、親族間では年長者に確認するのが 安心です。
このツールの強み
- ・関係×年代の二軸早見:故人との関係(親・兄弟・祖父母・おじおば・親戚・友人・職場)と自分の年代を選ぶだけ
- ・マナー注意点つき:新札を避ける/4と9を避ける/表書きの宗派別使い分け/薄墨/不祝儀袋の格までフォロー
- ・参列不可・郵送・連名のレアケース対応
- ・贈与税・相続税の扱いを国税庁No.4405・No.4129で根拠提示
- ・計算は端末内で完結:故人の関係や金額が外部に送られません
使い方(5ステップ)
- 1. 故人との関係を選択(親・兄弟姉妹・祖父母・おじおば・親戚・友人・職場)
- 2. 自分の年代を選択(20代/30代/40代以上)
- 3. 金額の目安を確認(関係×年代の交差で出る相場)
- 4. マナー注意点を確認(新札/4と9/表書き/薄墨)
- 5. 不祝儀袋を準備して通夜または告別式に持参
使い方の詳細解説
香典は「故人への弔意と遺族への助け合い」として包むもので、急な訃報のときほど判断に迷います。 関係が近いほど高く、自分の年代が上がるほど高くなるのが基本構造。 地域や家のしきたりで上下するため、このツールでは葬儀社や金融機関が公表している全国的な目安を採用し、関係×年代の交差で一画面で確認できるようにしました。
金額の根拠は「料理・返礼品代+弔意」。一般葬の通夜料理と香典返しはおおよそ5千〜1万円が相場で、これに弔意を上乗せした金額が相場の根拠です。 金額帯は「3千円/5千円/1万円/3万円/5万円/10万円」の刻みが基本で、4(死)と9(苦)は避けるのが鉄則。 偶数も「割り切れる=故人とのつながりが切れる」として伝統的に避けますが、2万円は「ペア(夫婦)」として近年は許容傾向にあります。
国税庁No.4405第8項「個人から受ける香典、花輪代、年末年始の贈答、祝物または見舞いなどのための金品で、社会通念上相当と認められるもの」は贈与税の対象外。 つまり相場の範囲内で包む香典は税務上の心配は不要です。 一方、喪主側で受け取る香典の取り扱いは、国税庁No.4129に「香典返しの費用は葬式費用に含まれない」「お通夜の費用は葬式費用に含まれる」と明記されており、相続税の計算で控除できる範囲が定められています。
こんなときに便利
- ・急な訃報で、お通夜までに香典の金額を決めなければならないとき
- ・職場の方の家族が亡くなり、いくら包むべきか迷ったとき
- ・祖父母やおじ・おばなど、親戚としての相場を確認したいとき
- ・遠方で参列できないので、現金書留で送る金額を決めたいとき
- ・夫婦連名または会社の部署連名での包み方を確認したいとき
- ・御霊前と御仏前のどちらを書くか、宗派から判断したいとき
日本の冠婚葬祭仕様
- ・新札を避ける:「不幸を予期して準備していた」を連想。新札しかなければ縦に折り目を入れる
- ・4と9は避ける:死と苦を連想する
- ・偶数も伝統的には避ける:「割り切れる=つながりが切れる」。ただし2万円は「ペア」として許容傾向
- ・表書き:仏式の通夜・葬儀は「御霊前」、四十九日以降は「御仏前」。浄土真宗は葬儀から「御仏前」、神式は「御玉串料」、キリスト教は「御花料」。宗派不明は「御香典」
- ・薄墨で書く:悲しみの涙で墨が薄まった意。薄墨筆ペンが文具店・コンビニにある
- ・不祝儀袋の格:金額の1/100が目安(5千円→50円・1万円→100円・3万円→300円・5万円→500円〜・10万円→1,000円超)
- ・水引は黒白または双銀の結び切り:「一度きりであってほしい」を願う
- ・通夜と告別式の両方に出るときは1回だけ:2回渡すと「不幸が重なる」
免責事項
このツールが提示する金額は一般的な目安であり、地域・家族・職場の慣習で大きく上下します。 最終的な金額は同席する人や年長の親族と相談して足並みを揃えるのが安全です。 税務上、社会通念上相当の範囲を超える贈与には贈与税が発生し、喪主側で受け取る香典の控除範囲は相続税法で定められています(国税庁No.4405/No.4129)。 葬儀費用の見積もり・契約に関するトラブルは国民生活センターの相談窓口へ。
よくある質問
Q1. お通夜と告別式の両方に参列する場合、香典は2回必要ですか?
どちらか一方で1回だけ渡せば大丈夫です。2回渡すと「不幸が重なる」を連想させるため、むしろ避けるべきとされています。 両方に参列する場合はお通夜で渡し、告別式では記帳のみとするのが一般的です。 受付で「先日いただいています」と伝えてから記帳しましょう。
Q2. 表書きは「御霊前」と「御仏前」のどちらを使えばいいですか?
仏式では四十九日より前(お通夜・葬儀)は「御霊前」、四十九日以降の法要では「御仏前」を使うのが一般的です。 ただし浄土真宗では亡くなった瞬間に成仏するという教えのため、葬儀の段階から「御仏前」を使います。 神式は「御玉串料」、キリスト教は「御花料」。宗派がわからない場合は「御香典」と書くのが無難です。
Q3. 参列できない場合、香典はどうすればいいですか?
弔電を打ったうえで、香典を現金書留で喪主宛てに郵送するか、後日弔問して直接渡す方法があります。 郵送する場合は不祝儀袋に入れてから現金書留封筒に入れ、お悔やみの手紙を添えるのが丁寧です。 現金書留以外の方法(普通郵便・銀行振込)は禁止または失礼にあたるので注意。
Q4. なぜ新札はダメなのですか?
新札は「あらかじめ不幸を予期して準備していた」と取られるため避けます。 手元に新札しかない場合は、一度縦に折り目をつけてから不祝儀袋に入れます。 逆にしわくちゃ・汚れた紙幣も失礼にあたるので、ATMで一度引き出した綺麗な使用済み紙幣を使うのが無難です。
Q5. 4万円・9万円は包んでもいいですか?
4は「死」、9は「苦」を連想するため避けます。 金額は1・3・5・10万円の範囲で選び、間が必要なら1万円→3万円のように刻みを大きく取るのが一般的。 偶数も「割り切れる=故人とのつながりが切れる」として伝統的に避けますが、近年は2万円が「ペア(夫婦)」として許容される傾向にあります。
Q6. 薄墨で書くのはなぜですか?
「悲しみの涙で墨が薄まった」「急いで駆けつけたので墨を十分にすれなかった」という弔意の表現です。 薄墨専用の筆ペンが文具店・コンビニ・葬儀場の受付近くで購入できます。 中袋の金額・住所は読みやすさを優先して濃墨でもよいとされ、実務上は中袋を濃墨で書く人も多いです。
Q7. 夫婦連名で出すときの相場は?
夫婦で出席する場合は、表書きに夫の名前を中央、妻の名前を左に並べて連名します。 金額は1人分の倍ではなく「夫婦で1包み」の相場(友人なら1万円、親族なら2〜3万円など)。 妻のみ姓を省略し名前だけを書くのが慣例です。
Q8. 職場で連名・部署でまとめるときは?
3名までは全員の名前を中央から左へ並べます。4名以上は代表者名+「外一同」と書き、別紙に全員の名前と各自の金額を記して中袋に入れます。 職場の慣例があるので幹事と相談を。 1人あたり3千円〜1万円が職場一同の相場です。
Q9. 香典に贈与税はかかりますか?
国税庁タックスアンサーNo.4405第8項「個人から受ける香典、花輪代、年末年始の贈答、祝物または見舞いなどのための金品で、社会通念上相当と認められるもの」は贈与税の対象外。 また喪主側で受け取る香典は遺族への弔慰金として扱われ、相続税の対象にもなりません。 ただし「社会通念上相当」を著しく超える高額(数百万円規模など)は別途検討が必要です。
関連ツール
- ・ご祝儀の相場早見:結婚式で包む金額の目安
- ・内祝い/お返し計算:いただいた香典の半返し相場
- ・葬儀費用の概算:葬儀社の見積もり相場
- ・寄せ書きテンプレート:弔意を伝える短文の参考