チューナー(楽器の音合わせ)
マイクで楽器の音を拾い、音名と正しい音程からのズレ(セント)を表示するクロマチックチューナー。ギター・ウクレレ・ベースは開放弦ガイドつき・音声は端末内で完結。
一次情報・公式仕様で検証済み
- Web Audio API仕様:MDN Web Docs(AudioContext / AnalyserNode / getFloatTimeDomainData)
- A4=440Hz国際標準:Wikipedia「A440 (pitch standard)」(1955年ISO 16として制定)
- 楽器チューニング:Wikipedia「Guitar tunings」(標準E A D G B E・等分平均律)
ボタンを押すと、ブラウザが「マイクの使用を許可しますか?」と聞いてきます。
「許可」を選んでから、楽器の音を1音ずつ鳴らしてください。
音声は端末内だけで処理され、外部に送信・保存されません
クロマチック式(全12音判定)
どの楽器の音も判定可能。「指定なし」モードもあり。
基準ピッチ430〜450Hz可変
吹奏楽の442Hzやバロックの415Hzにも対応。
セント単位の精密判定
±50セントの針メーター・±5セントで緑ゾーン。
音声は端末内処理
サーバ送信・録音なし。Web Audio APIのみで完結。
使い方
- 楽器(ギター・ウクレレ・ベース・指定なし)を選ぶ
- 「チューナーを開始」ボタンを押す
- ブラウザのマイク許可で「許可」を選ぶ
- マイクに楽器を近づけ、1本の弦・1つの音だけを鳴らす
- 音名と針メーターで合わせ、±5セント以内(緑)でOK
自己相関による基本周波数の検出
本ツールはAnalyserNode.getFloatTimeDomainData()で取得した波形バッファに自己相関を適用して基本周波数を抽出しています。 FFTスペクトルだけでは倍音と基本音を取り違えることがあるため、時間軸での周期検出(自己相関)を採用しています。山の前後を放物線補間して周波数精度を上げ、セント単位の表示に必要な分解能を確保しています。
MIDIノート番号とセント計算
基準ピッチ ref (A4=440Hzなど)から、検出周波数 f の最も近いMIDI番号を midi = round(69 + 12 × log₂(f/ref))で求め、 その音の理想周波数 noteFreq = ref × 2^((midi-69)/12)からの差を cents = 1200 × log₂(f/noteFreq)で計算します。これは等分平均律(12-TET)の標準計算式です。
こんな時に便利
- ・ギターやウクレレのチューニングを、アプリを入れずにさっと済ませたい
- ・専用チューナーを忘れた・電池が切れたときの代わりに
- ・押し入れから出してきた楽器がどれくらい狂っているか確認したい
- ・吹奏楽・オーケストラ参加で442Hzなど標準以外の基準ピッチに合わせたい
- ・バイオリンや管楽器など、専用チューナーがない楽器の音程確認に
- ・歌の練習で自分の声の音程を確かめたい(音域チェックの補助に)
- ・お子さんの楽器の音合わせをスマホで素早く済ませたい
楽器別・開放弦の周波数(A4=440Hz基準)
| 楽器 | 弦 | 音名(周波数) |
|---|---|---|
| ギター | 6→1 | E2(82.4) / A2(110.0) / D3(146.8) / G3(196.0) / B3(246.9) / E4(329.6) |
| ウクレレ | 4→1 | G4(392.0) / C4(261.6) / E4(329.6) / A4(440.0) |
| ベース | 4→1 | E1(41.2) / A1(55.0) / D2(73.4) / G2(98.0) |
※等分平均律(12-TET)・A4=440Hz基準。基準ピッチを変えると周波数も自動で連動します。
⚠️ 環境ノイズ・端末マイクの限界
本ツールは家庭用ノートPCやスマホのマイクでの利用を想定しています。録音スタジオ用マイクほどの精度はなく、エアコンの騒音・周辺の話し声・複数音の同時鳴動で誤判定する場合があります。 極端に低い音(ベースE1未満)や極端に高い音(C7以上)は範囲外です。プロの録音用途には専用ハードウェアチューナーや有償アプリをご検討ください。
よくある質問
Q. 音を出しているのに反応しません。
A. まずマイクの許可が「許可」になっているか確認してください。和音をジャラーンと鳴らすと自己相関アルゴリズムが破綻して判定できません。必ず1本の弦・1つの音だけをはっきり鳴らすのがコツです。マイクの動作が不安なときは、姉妹ツールのマイクテストで入力レベルを確認できます。
Q. A4=440Hzとは何ですか?変える必要は?
A. 音の高さの国際基準となる「ラ(A4)」の周波数です。1955年にISO 16として標準化されました。世界標準は440Hzですが、吹奏楽・オーケストラでは442Hzに合わせることが多く、バロック音楽では415Hzが使われます。本ツールは430〜450Hzで可変設定でき、変更すると開放弦ガイドの周波数も連動します。
Q. 「セント」とは?どこまで合わせればいい?
A. セントは音程のズレを表す単位で、半音のちょうど100分の1です。人の耳でズレを認識するのは±10セント前後からと言われるので、±5セント以内(メーターの緑ゾーン)に入っていれば実用上十分です。針がぴたっと止まらなくても緑のあたりで揺れていれば問題ありません。
Q. ギター以外の楽器でも使えますか?
A. 使えます。鳴っている音をそのまま判定する「クロマチック式」なので、ベース・バイオリン・サックスなどの管楽器、歌声まで幅広く対応します。「指定なし」を選ぶと開放弦ガイドが消えてシンプルな表示になります。極端に低い音(ベースE1未満)や高い音(C7以上)は範囲外です。
Q. 音声はサーバに送られますか?
A. 一切送られません。Web Audio APIのAudioContextとAnalyserNodeを使い、マイク入力は端末内のJavaScriptだけで処理されます。録音もアップロードもログ保存もありません。ページを閉じた瞬間にすべてのデータが消えます。
音楽・楽器の練習クラスタ
音合わせ・テンポ・移調・音域チェックなど楽器練習のお供ツール群です。