音域チェック(声の高さ測定)
マイクに向かって声を出すだけで、自分の出せる最低音と最高音を mid2A・hiAなどのカラオケでおなじみの表記で測定します。登録もアプリも不要です。音声は端末の中だけで処理され、外部に送信・保存されることは一切ありません。
ボタンを押すと、ブラウザが「マイクの使用を許可しますか?」と聞いてきます。
「許可」を選んでから、出せるいちばん低い声〜いちばん高い声を順番に出してみてください。
音声は端末内だけで処理され、外部に送信・保存されません
技術根拠(一次情報で確認)
- ● マイク取得は MediaDevices.getUserMedia(MDN: HTTPSページでのみ動作、NotAllowedError等の例外仕様に従う)。
- ● 周波数解析は AnalyserNode(MDN: 2015年7月から全主要ブラウザでBaseline利用可、FFTサイズ指定で周波数領域データを取得)。
- ● 音名換算は 十二平均律(Wikipedia: 1オクターブを12等分、半音=100セント、A4=440Hzを基準にmid・hi表記へ変換)。
使い方(5ステップ)
- 1. マイクを許可:「測定をはじめる」を押すとブラウザがマイク許可を求めます。URLが
https://で始まっていないと許可ダイアログ自体が出ないので注意してください。 - 2. 低い声を1〜2秒キープ:「あー」と無理のない範囲で一番低い声を出します。一瞬出ただけの音(咳・裏返り)は誤記録防止のため捨てられます。
- 3. 高い声を1〜2秒キープ:次に一番高い声を同じく安定して出します。裏声込みでも構いません。
- 4. 結果を確認:最低音・最高音・音域がmid・hi表記と音楽用の音名(C4・A4など)で並びます。
- 5. 結果を活用:最高音をカラオケのキー設定計算に入れれば、歌いたい曲のキーを何個下げれば届くかがわかります。
こんなときに便利
- ・カラオケで「この曲は自分に高すぎる?」を事前に知りたいとき
- ・キーをいくつ下げるか決めるために、自分の最高音を知りたいとき
- ・ボイトレの成果として、音域が広がったかを定期的に記録したいとき
- ・「最高音hiC」のような曲紹介を見て、自分が出せるか確かめたいとき
- ・合唱やバンドでパート(高音・低音)を決める参考に
- ・声優志望・配信者で「自分の声の特徴」を数字で把握したいとき
日本人の平均音域とカラオケ表記
日本のカラオケ業界では音名を独自表記で並べる慣習があります。低い方から lowlow → low → mid1 → mid2 → hi → hihi と並び、それぞれが1オクターブの幅を持ちます。たとえば mid2Aは標準的なピアノの真ん中ド(C4)の少し上のラ、 hiAはその1オクターブ上の440Hzのラ(A4)です。男性の平均的な地声最高音はmid2G〜hiA、女性はhiC前後と言われ、 2オクターブ出れば「広め」と評価されます。あくまで目安なので、狭くてもキー調整で歌える曲は無数にあります。
自分の最高音がわかったら、原曲キーとの差をその場で計算できるカラオケのキー設定計算や、原曲のキーを耳で当てたいときのチューナーと合わせて使うのがおすすめです。
使ってみた人のシーン例
30代男性・カラオケ前夜:「最高音mid2G」と判定。歌いたいバラード(原曲hiA)は2キー下げで届くと算出でき、当日カラオケで完唱。
20代女性・ボイトレ記録:月初と月末に測って結果をスマホメモに保存。半年でhiCがhiD#まで広がったのを数字で確認。
高校合唱部:新入部員の音域をスマホで一斉測定。アルト/メゾ/ソプラノの目安振り分けが10分で完了。
よくある質問
Q. mid2やhiAという表記は何ですか?
A. カラオケの音域紹介でよく使われる高さの表記です。lowlow→low→mid1→mid2→hi→hihiの順に1オクターブずつ高くなり、mid2Cがピアノの真ん中のド、hiAがいわゆる「ラ」(440Hz)です。音楽で使うC4・A4のような音名も併記しているので、楽器をやる方はそちらでも読めます。
Q. 声を出しているのに記録されません。
A. まずマイクの許可が「許可」になっているか確認してください。許可済みの場合は、声が小さすぎるか、高さが安定していない可能性があります。「あー」と同じ高さで1秒くらいキープすると記録されます。一瞬だけ出た音(咳や声の裏返り)は誤記録を防ぐためわざと無視する作りです。マイク自体の確認はマイクテストでできます。
Q. 地声と裏声は分けて測るべきですか?
A. このツールは出た声をすべてまとめて記録するので、まず地声だけで測って結果をメモし、「記録をやり直す」を押してから裏声込みでもう一度測るのがおすすめです。カラオケの選曲では「地声の最高音」が一番の判断材料になります。
Q. 平均的な音域はどれくらいですか?
A. 個人差が大きいですが、日本人男性の地声はmid1A〜mid2G前後、女性はmid1F〜hiC前後がよく目安とされます。約2オクターブ出れば十分広い部類です。狭くても、キー調整をすれば歌える曲はたくさんあるので気にしすぎなくて大丈夫です。
Q. 測った結果はどう活用すればいいですか?
A. 測った最高音を姉妹ツールのカラオケのキー設定計算に入れると、歌いたい曲のキーをいくつ下げればいいかがわかります。楽器の音程確認にはチューナーもどうぞ。
Q. iPhoneのSafariで動きますか?
A. iOS 14.3以降のSafariで動作します。マイク許可は鍵アイコンの「Webサイトの設定」から変更できます。古いiOSではgetUserMediaが拒否される仕様のため、最新のSafariへアップデートしてください。
Q. 声以外の音(楽器)でも測れますか?
A. 単音であれば楽器でも反応します。ただし倍音成分が強い楽器(ギターのE弦など)は1オクターブずれて検出される場合があります。ボーカル前提のレンジ(35Hz〜1200Hz)に最適化しているためです。
関連ツール
使い方シナリオ(詳細記事)
関連クラスタ:音楽・声に関する手軽屋ツール
技術メモ(開発者向け)
内部実装は Web Audio API(AudioContext + AnalyserNode, FFTサイズ4096)と自己相関ピッチ検出を組み合わせています。 検出レンジは35Hz〜1200Hz(人声中心)。十二平均律の式 midiNumber = 69 + 12 × log2(f / 440) でMIDI番号に変換し、そこからmid・hi表記へマップします。 同じ高さが3フレーム連続かつ1.5秒キープされた場合のみ採用し、咳や声の裏返りを除外します。 音声サンプルもピッチ値もブラウザの外には一切送られません(fetch・WebSocket等の送信処理は実装に含まれません)。
免責事項
測定値はマイクの性能・周囲の騒音・端末のサンプリングレートに依存します。プロのボーカル指導や医療目的の声帯診断には使えません。 長時間連続で高い声を出すと声帯を傷める恐れがあります。違和感を覚えたら直ちに中断してください。
更新履歴
- ● 2026-06-21:完成形へ昇格。JSON-LD 4種(SoftwareApplication / HowTo / FAQPage / BreadcrumbList)追加。一次情報3件(MDN getUserMedia / MDN AnalyserNode / Wikipedia 平均律)を根拠として明示。シナリオ記事3本(onka/onkb/onkc)を追加。
- ● 初版:Web Audio APIによる自己相関ピッチ検出でmid・hi表記の音域測定機能を公開。