正規表現チェッカー
JavaScript/ECMAScript準拠の正規表現を、その場でテスト・ハイライト表示。 マッチ件数・グループ・位置までまとめて確認できる無料ツールです。
仕様・速度・安全性の根拠
- パターン評価は ブラウザの組み込みRegExpエンジン(ECMAScript仕様準拠)を直接呼び出し。ライブラリラッパなし。
- マッチ件数はループ多重防止のため 最大1,000件 で打ち切り、一覧表示は先頭100件まで。
- パターン・テキストとも サーバー送信ゼロ。Cookie・解析タグでの読み取りもしません。
- サンプルパターンはMDN『正規表現ガイド』および国内利用実態(〒3-4桁/市外局番〜下4桁)に準拠。
よく使う書き方の早見表
\d数字 0〜9\w英数字とアンダースコア\s空白(スペース・タブ・改行).改行以外の任意の1文字[abc]a・b・c のどれか1文字[^abc]a・b・c 以外の1文字a*a を0回以上繰り返しa+a を1回以上繰り返しa?a が0回または1回a{2,4}a を2〜4回繰り返し^ / $行(文字列)の先頭 / 末尾(abc)グループ化(後で取り出せる)a|ba または b\.記号そのもの(. の場合)他の正規表現テスターと違うところ
- ・日本語サンプルが標準装備:郵便番号・電話番号・住所の和書式が最初から入っています。
- ・パターン入力中もリアルタイム更新:ボタンを押す必要がなく、書きながら結果が見えます。
- ・ハイライト+件数+一覧の3点表示:どこに何個マッチしたかを同時に把握できます。
- ・登録・広告ポップアップなし:パターン保存系のSaaS誘導や難読フォームはありません。
- ・不正パターンを即フィードバック:構文エラーは赤枠で原因メッセージごと表示します。
使い方(5ステップ)
- パターン欄に正規表現を入力(例:
\d{3}-\d{4}で郵便番号)。 - フラグを選ぶ:g(全部探す)/i(大小区別なし)/m(行頭末尾)/s(.が改行も)。
- テスト文字列を貼り付け。社内ログでも機密文書でも、サーバー送信なしなので安全。
- 結果を読む:黄色ハイライト+件数+表で位置とグループの中身まで一目で確認。
- サンプルボタン(郵便番号/電話番号/メール/URL/日付)で型を即投入し、ベースにする。
使い方の補足(よくつまずく点)
- 「マッチしない」場合は
gフラグを確認。gが外れていると最初の1件しか見つけられず、件数も最大1になります。 - 記号そのものを探したいときはバックスラッシュでエスケープ。
.=任意1文字、\.=ピリオド記号そのもの。+ ? * ( ) [ ] { } | ^ $ /も同様。 - テキストエリアの先頭・末尾と「行の先頭・末尾」は別物。
^と$を行ごとに効かせたいときは mフラグ。 - 改行を含めて1文字としてマッチさせたい場合は sフラグ。
.がデフォルトでは改行にマッチしないため、複数行のHTMLや住所を1まとまりで拾うときに必要。 - グループ
(...)は順番に $1 / $2 / $3 と取り出される。順番を後で変えたいときは(?<year>\d{4})のように名前付きグループに。
こんなときに便利(シーン別)
- 業務システム実装中:本番投入前にメール・電話・郵便番号のバリデーションが意図通りか単体で確認。
- テキストエディタの一括置換:VS Code・サクラエディタ・Excelの置換欄に入れる前に試運転。
- 既存コードの正規表現を読み解く:自分が書いていない複雑なパターンの挙動を、実際の入力で動かして理解。
- ログ抽出・データクレンジング:日付・URL・IDなどを大量ログから絞り込む。マスキング前の確認にも。
- SEO・QAチェック:URL構造のチェック、HTMLタグ抽出、特定キーワードのバラ撒き具合。
- 勉強・面接対策:MDNや書籍の例を貼り付けて、動かしながら覚える。
日本語入力でよく使うパターン
- 郵便番号:
\d{3}-\d{4}(日本郵便:3桁-4桁が公式書式)。 - 電話番号(市外局番〜下4桁):
0\d{1,4}-\d{1,4}-\d{4}。携帯・固定どちらもカバー。 - ひらがな:
/[ぁ-ん]+/g。カタカナ:/[ァ-ヶー]+/g。漢字:/[一-龯]+/g。 - 全角英数字:
/[A-Za-z0-9]+/g。混入チェックに。 - 和暦の年:
/(令和|平成|昭和|大正|明治)\d{1,2}年/g。文章中の年号抽出に。 - 住所の「都道府県」:
/(...??[都道府県])/。北海道/京都府/東京都も拾えます。
より厳密に郵便番号3-4桁公式書式(日本郵便)・住所と電話の総務省規則に対応した解説は 『郵便番号・電話番号・住所の正規表現2026年版』 をご覧ください。
注意事項
- ・本ツールはECMAScript(JavaScript)方言です。Python・Java・PHP・Ruby・Goなど他言語へは構文差分を踏まえて移植してください。
- ・マッチ処理は1,000件で打ち切ります。膨大な対象では分割実行を推奨。
- ・メールアドレス・URLなどはRFCに完全準拠した正規表現は実用的でないため、簡略パターン+実送信での検証など二段構えが推奨です。
- ・先読み
(?=)/後読み(?<=)はJavaScriptで使えますが、エディタ系(旧サクラエディタ等)では使えない場合があります。
よくある質問(FAQ)
Q. どの言語の正規表現に対応していますか?
A. ブラウザのJavaScriptエンジン(ECMAScript方言)です。基本構文はPython・Java・Go・Rubyとほぼ共通ですが、先読み・後読み・Unicodeプロパティなど細部に差があります。
Q. g・i・m・sフラグはどう使い分けますか?
A. g=全部探す/i=大文字小文字を区別しない/m=^と$を各行に効かせる/s=.を改行にもマッチさせる。複数チェック可。本ツールは初期値gのみ。
Q. 入力したテキストが外部に送られませんか?
A. 送られません。パターンもテキストもブラウザ内のJavaScriptが評価するだけで、サーバー通信ゼロです。
Q. なぜ「不正な正規表現です」と赤いエラーが出るのですか?
A. ()や[]の閉じ忘れ、{n,m}の数字逆転、量指定子の連続(**など)が原因です。エラーメッセージにブラウザ由来の詳細が表示されます。
Q. グループの取り出し方は?
A. (...)で囲んだ部分は$1, $2...と一覧表示されます。順番に依存したくないときは(?<name>...)の名前付きグループも使えます。
Q. メールアドレス正規表現はどれが正解ですか?
A. RFC 5322完全準拠は約500字の超複雑な式に。実務では簡略パターン+実送信の二段構えが現実解です。詳細は 別記事 へ。
Q. Unicodeの日本語文字をマッチさせたい
A. uフラグで\p{Script=Hiragana}(ひらがな)/\p{Script=Katakana}(カタカナ)/\p{Script=Han}(漢字)が使えます。
Q. 貪欲/非貪欲の違いは?
A. *や+はデフォルトで最長マッチ(貪欲)。?を後ろに付けて*?や+?にすると最短マッチ(非貪欲)。HTMLタグ抽出で挙動が分かれます。
Q. 正規表現で個人情報をマスクできますか?
A. パターンをreplace()で*に置換すれば一括マスクが可能。全角・国際表記・誤字には取りこぼしがあるため目視チェック併用を。
関連ツール
テキスト処理クラスタ
文字列の確認・整形・変換に使うツール群。正規表現と組み合わせるとさらに便利。