画像の回転・反転
横向きのスマホ写真を90度ずつ回転、左右・上下に反転して保存。 PNG無劣化/JPG高画質(92%)どちらでもOK。
出典で検証済み
本ページの内容は MDN Web Docs CanvasRenderingContext2D.rotate()・MDN CSS image-orientation・MDN HTMLCanvasElement.toBlob() を参照して構成しています。
主な機能
- ・90度単位の回転(左90°/右90°)。連打で180°・270°にも対応
- ・左右反転・上下反転(鏡文字を直す/自撮りを正像にする)
- ・回転と反転の組み合わせを自由に重ねられる
- ・「元に戻す」で1クリックで操作前の状態へ
- ・PNG(完全無劣化)またはJPG(92%品質)で保存
- ・端末内のみで処理(画像をサーバに送信しない・登録不要)
使い方ガイド
画像の回転は「Canvasに角度を指定して描き直す」という処理です。本ツールはMDN Web Docsで定義されたCanvasRenderingContext2D.rotate()というブラウザ標準APIを使い、選んだ画像を90度・180度・270度(または左90度)に回転して新しい画像として書き出します。Canvas上では角度はラジアン単位ですが、本ツールではボタン1つで度数を自動変換しているので、利用者は角度を意識せずに使えます。
スマホで撮った写真がPCで横向きに見える現象は、画像本体の向きではなくExif(Exchangeable image file format)という付帯情報で「正しい向き」を記録しているためです。MDN Web Docsの「image-orientation」によると、ブラウザは初期値`from-image`でExifの回転情報を尊重しますが、画像を別ソフト・別サービスに渡すとExifが無視され横向きのままになることがあります。本ツールで一度回転して保存し直すと、ピクセル自体が正しい向きになるので、Exifに頼らずどの環境でも縦表示できます。
保存形式はPNGとJPGから選べます。MDN Web DocsのHTMLCanvasElement.toBlob()仕様の通り、PNGは完全無劣化(可逆圧縮)で、画質は元と完全に同じです。JPGは非可逆圧縮ですが本ツールは品質値0.92で書き出すため、肉眼でほぼ違いが分からないレベルです。写真ならJPG(容量小)、文字や図表・透過のあるPNGならPNG(無劣化)を選ぶのが目安です。
画像のサイズも一緒に変えたい場合は 画像リサイズ、比率を変えて切り抜きたい場合は 画像トリミング、撮影位置・カメラ機種などの個人情報を消したい場合は Exif削除 と併用してください。
使い方の詳細手順
- 「画像を選ぶ」ボタンをクリックして写真ファイルを選択(またはエリアにドラッグ&ドロップ)。
- プレビューが表示されたら「↻ 右に90°」または「↺ 左に90°」で必要な回数だけ回転。180度なら2回押す。
- 左右が逆(鏡文字・自撮り)なら「左右反転」、上下が逆なら「上下反転」をクリック。両方を組み合わせるのもOK。
- キャンバスのプレビューを確認。「回転: 90°・左右反転」のような状態表示で現在の操作内容も読める。
- 意図しない方向に回したときは「元に戻す」を押せば、回転0°・反転オフの状態にリセット。
- 仕上がりに納得したら、写真なら「JPGで保存」(容量小・92%品質)、書類・透過画像なら「PNGで保存」(無劣化)をクリック。
- ダウンロードされたファイル名は「元のファイル名_回転.png」または「.jpg」。元のファイルは上書きされない。
- サイズを変えたい・比率を変えたい場合は 画像リサイズ・画像トリミング でさらに加工。
こんなときに便利
- ・スマホで撮った縦写真がPCやGoogleドライブで横向きに表示されてしまうとき
- ・自撮り写真の文字(時計・看板)が左右逆になっていて、見やすい向きに直したいとき
- ・スキャナで取り込んだ書類が天地逆・横倒しで保存されていたとき
- ・印鑑証明・住民票などのPDFやJPGをメールで送る前に向きを揃えたいとき
- ・SNS用に縦動画のサムネイル(9:16)を横素材から作りたいとき
- ・iPhoneで撮った写真をWindowsで開いたら横倒しだった、というExif回転問題を直したいとき
日本でよくある回転・反転シーン早見
| シーン | 必要な操作 | 推奨保存形式 |
|---|---|---|
| スマホ写真がPCで横向き | 右90°(または左90°) | JPG(写真) |
| スキャン書類が天地逆 | 右90°×2回(180°) | PNG(文字くっきり) |
| 印鑑証明・住民票のスキャン | 右90°×必要回数 | PNG(文字くっきり) |
| 自撮りの鏡文字を直す | 左右反転 | JPG(写真) |
| 図解の上下を入れ替え | 上下反転 | PNG(図表) |
| SNS縦動画のサムネ向き調整 | 右90°or左90° | JPG(容量小) |
| iPhone写真をWindowsで横倒し | 右90°(Exif実体化) | JPG(写真) |
| FAX原稿が逆さまで届いた | 180°回転 | PNG(文字くっきり) |
参考情報・注意点
90度単位の回転と反転はピクセルの並べ替えのみで、PNG保存なら完全無劣化です。JPG保存は92%品質で再圧縮されるため厳密には非可逆ですが、肉眼ではほぼ違いが分かりません。Canvasで再描画する都合上、Exif(撮影日時・GPS位置情報・カメラ機種)は保存後の画像から消えます。撮影メタデータを残したい場合は本ツールでの保存を避け、別の編集アプリをご利用ください。
よくある質問
Q1. 回転すると画質は落ちますか?
A. 90度単位の回転や反転はピクセルの並べ替えなので、画像そのものは劣化しません。PNGで保存すれば完全に元の画質のまま、JPGは保存時に再圧縮されますが92%品質なので見た目はほぼ変わりません。
Q2. 「パソコンでだけ横向きになる」のはなぜですか?
A. スマホ写真は本体の向きをExifという情報で記録しています。対応ソフトはこの情報を見て自動で起こしますが、未対応ソフトでは横向きのまま表示されます。本ツールで一度回転して保存し直せば、Exifに頼らず実体ピクセルが正しい向きになり、どのソフトでも正しく表示されます。
Q3. 回転と反転は組み合わせられますか?
A. 組み合わせられます。たとえば「右に90度+左右反転」のような操作も、プレビューを見ながら自由に重ねられます。やり直したいときは「元に戻す」ボタンで最初の状態に戻ります。
Q4. PNGとJPG、どちらで保存すべきですか?
A. 元画像がPNGや書類スキャンなら完全無劣化のPNG、写真でファイルサイズを抑えたいならJPG(92%品質)がおすすめです。透過のあるPNGをJPGで保存すると背景が黒や白に塗りつぶされる可能性があるので、その場合はPNGを選んでください。
Q5. HEIC(iPhoneの写真)は使えますか?
A. Safari(iPhone/Mac)ならHEICのまま読み込めます。Chrome/EdgeはHEIC未対応のことがあるので、その場合は本サイトの「HEICをJPGに変換」で先にJPGへ変換してから本ツールにかけてください。
Q6. 180度回転と左右+上下反転は同じ結果?
A. 数学的には同じ結果になります。180度回転=(点対称=原点を通る対称軸での反転)であり、左右反転と上下反転を両方かけた結果と一致します。本ツールでは「↻ 右に90°」を2回押す方が直感的です。
Q7. 大きい画像でも処理できますか?
A. ブラウザのCanvasに収まる範囲(多くの環境で8000×8000pxまで)なら処理できます。それ以上のサイズはブラウザによっては読み込めない・落ちることがあるので、その場合は「画像リサイズ」で一度小さくしてから回転してください。
Q8. Exifデータ(撮影日時・位置情報)はどうなりますか?
A. 本ツールはCanvasに描画し直して保存するため、Exif(撮影日時・GPS・カメラ機種・回転情報など)は保存後の画像から消えます。撮影日時を残したい場合は別ツールでの編集を、位置情報を消したいだけなら本サイトの「Exif削除」を併用してください。
Q9. アップロードは安全ですか?
A. アップロードは行いません。画像はあなたの端末(ブラウザ)の中だけで処理され、サーバには送信されません。回転・反転・保存はすべて手元のCanvasで完結します。
関連ツール
画像加工で組み合わせて使うツール
回転・反転で向きを整えた後、サイズ調整・比率変更・容量圧縮・色チェックなどに使う、手軽屋の画像系ツール群。すべて端末内処理・登録不要です。