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収入保障保険の必要保障額 2026|家族構成別シミュレーション

「収入保障保険、月いくらの年金月額が必要なの?」という疑問は、まず公的遺族年金でどれだけカバーされるかを知らないと答えが出ない。 日本年金機構 令和8年4月分から遺族基礎年金は月額70,608円(年額847,296円)、遺族厚生年金は死亡した方の老齢厚生年金報酬比例部分の4分の3。 被保険者期間が300月未満でも300月みなしで計算される。 ここを基準に、家族構成別に「足りない月収」を埋める保険を組む。

必要保障額の基本式と4要素

必要保障額は次のシンプルな引き算で求まる。

必要保障額(月額)の基本式

遺族の毎月の生活費+将来の教育費月割遺族年金(月額)配偶者の収入見込み(月額)

= 不足する月額(=収入保障保険の年金月額に設定すべき金額)

この式の4要素のうち、遺族年金は公的に決まっているので、家族構成と被保険者の標準報酬月額が決まれば計算できる。 残り3要素は家庭ごとに違う。

  • 毎月の生活費:家計簿アプリで現状の月支出を把握。死亡後は被保険者本人の支出(小遣い・通勤費等)を引いて7掛けが目安
  • 教育費月割:大学までかかる総額(公立中心1人約1,000万円・私立中心1人約2,000万円)を末子大学卒業までの月数で割る。
  • 配偶者の収入見込み:パート月8万円なら手取ベースで7〜7.5万円。フルタイム復帰想定なら年収シナリオを置く。

遺族年金の金額シミュレーション(令和8年4月改定)

日本年金機構 令和8年4月分からの年金額に基づき、家族構成別に受給額を整理する。 遺族基礎年金は18歳到達年度末(または1〜2級障害なら20歳)までの子がいる配偶者と子に支給される。

家族構成遺族基礎年金(年額)月額換算
配偶者+子1人約1,082,000円(基礎847,296+子加算約234,800)約90,200円
配偶者+子2人約1,316,800円約109,700円
配偶者+子3人約1,395,100円約116,300円
子なし配偶者(30歳未満)遺族基礎年金なし/遺族厚生年金のみ5年間家族構成に依存

遺族厚生年金は標準報酬月額×給付乗率×加入月数×3/4。 加入月数が300未満なら300にみなされるので、若くして亡くなっても最低保証額が出る仕組み。

遺族厚生年金 月額の概算(標準報酬月額別)

  • 標準報酬月額20万円・加入20年(300月みなし):月額約4.0万円
  • 標準報酬月額30万円・加入20年(300月みなし):月額約6.0万円
  • 標準報酬月額40万円・加入20年(300月みなし):月額約8.0万円
  • 標準報酬月額50万円・加入20年(300月みなし):月額約10.0万円

4ケーススタディ:保険金月額をいくらに置くか

生活費・教育費・配偶者収入・遺族年金の4要素を埋めると、収入保障保険の年金月額が逆算できる。 代表的な4ケースで具体額を出す。

ケース必要月額遺族年金配偶者収入保険月額
30代独身共働き15万円(自分の生活費分のみ)なし(子なし)本人収入で自立可不要〜5万
30代子1人賃貸25万円+教育月割3万9万+6万=15万パート7万月額6万円
40代子2人住宅ローン団信あり28万円+教育月割5万11万+8万=19万パート7万月額7万円
40代子2人賃貸31万円+教育月割5万+家賃10万11万+8万=19万パート7万月額20万円

住宅ローンの団信加入の有無で必要保障額は大きく変わるのがポイント。 団信ありなら死亡時に住宅ローン残高がゼロになるので、住居費の補填は不要。 賃貸暮らしや団信なし住宅ローンの場合は家賃・ローン返済額を上乗せして計算する。

逓減型・収入保障型・定期保険の使い分け

必要保障額は子の成長・教育費の支払終了・退職年齢が近づくほど減っていくのが普通。 末子が大学卒業した時点で「以後の教育費月割」がゼロになり、必要保障額は数百万円単位で下がる。

商品タイプ保障の形保険料向いている人
収入保障保険月年金を保険期間まで毎月給付(時間とともに総額減)最安水準必要保障額が減っていく子育て世帯
逓減定期保険死亡保険金額が毎年逓減(一時金受取)住宅ローン残債カバー
平準定期保険期間中の死亡保険金が同額(一時金受取)遺産・葬儀資金として固定額を確保したい場合

毎月給付の収入保障保険+一時金の終身保険300万円」など組み合わせも有効。 収入保障保険は同じ初期保障で平準定期の半額〜1/3の保険料になるので、子育て世帯の主力候補となる。

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