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暑中見舞い 相手別文例集 — 友人・取引先・目上の方

所要時間:約8分

暑中見舞いの基本構成 — 5段で組み立てる

暑中見舞い・残暑見舞いは、相手や時期が違っても基本構成は同じです。次の5段を順に並べると、誰宛でも違和感のないものが書けます。

  1. 挨拶:「暑中お見舞い申し上げます」または「残暑お見舞い申し上げます」(行を変えて大書きにする)
  2. 時候の表現:「炎暑が続いておりますが」など、その日の体感を一言
  3. 相手の安否を気遣う:「皆様お変わりございませんか」「いかがお過ごしでしょうか」
  4. 自分の近況:「私どもも元気に過ごしております」など簡潔に
  5. 結び・日付:「ご自愛ください」「令和○年盛夏(または晩夏)」

年賀状と違い、暑中見舞いは本文を長くしすぎないのが暗黙のルールです。3〜5行で簡潔に。

友人・親戚向け文例

親しい間柄では、形式ばらずに自分の言葉で書く方が気持ちが伝わります。

暑中(小暑〜立秋前日)

暑中お見舞い申し上げます

連日の猛暑が続いておりますが、お元気でお過ごしでしょうか。
こちらは家族みんな元気に夏休みを楽しんでいます。
今度ぜひゆっくり会いましょう。
くれぐれもお身体にお気をつけて。

令和○年 盛夏

残暑(立秋〜8月末)

残暑お見舞い申し上げます

立秋とは名ばかりの暑さが続いておりますが、お変わりありませんか。
こちらも家族そろって元気にしています。
夏バテに気をつけて、もうしばらく頑張りましょうね。

令和○年 晩夏

法人取引先向け文例

取引先には、日頃のお礼と今後のお願いを簡潔に。担当者の個人名で書くか、会社名で書くかは過去のやり取りに合わせます。

暑中

暑中お見舞い申し上げます

炎暑の候、貴社におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
本年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。
暑さ厳しき折、皆様のご健勝とますますのご発展をお祈り申し上げます。

令和○年 盛夏

残暑

残暑お見舞い申し上げます

立秋を過ぎてもなお厳しい暑さが続いておりますが、貴社におかれましてはご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。

令和○年 晩夏

目上の方(恩師・上司)向け文例

目上の方には、相手の健康をいたわる気遣いと、自分の近況報告を添えます。「お見舞い申し上げます」と本来こちらが上から下に使う表現ですが、目上の方への暑中見舞いとして長らく慣用されている表現です。

暑中

暑中お伺い申し上げます

炎暑厳しき折、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
先日は温かいお言葉をいただき、誠にありがとうございました。
おかげさまで、私どもも変わりなく過ごしております。
厳しい暑さがしばらく続くようでございます。どうぞくれぐれもご自愛くださいませ。

令和○年 盛夏

※目上の方には「お見舞い」より謙譲度の高い「お伺い」を使うとより丁寧です。

残暑

残暑お伺い申し上げます

立秋を過ぎましてもなお厳しい暑さが続いておりますが、皆様にはお健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。
ご無沙汰しております。私どもも家族そろって元気に過ごしております。
残暑厳しき折、どうぞお身体を大切にお過ごしくださいませ。

令和○年 晩夏

部分的な書き換え例 — 表現の引き出し

上記の文例をそのまま使ってもよいですし、以下の言い回しを差し替えると、自分の言葉感が出ます。

時候の表現(カジュアル→フォーマル)

  • 「毎日暑いですね」
  • 「猛暑が続いておりますが」
  • 「炎暑の候」
  • 「酷暑の折」
  • 「猛暑厳しき折」
  • 「立秋とは名ばかりの暑さ」(残暑のとき)
  • 「秋が待ち遠しい今日この頃」(残暑のとき)

安否を気遣う表現

  • 「お元気ですか」
  • 「お変わりございませんか」
  • 「いかがお過ごしでしょうか」
  • 「皆様お健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます」

結びの表現

  • 「ご自愛ください」
  • 「夏バテにお気をつけて」
  • 「お身体を大切にお過ごしください」
  • 「皆様のご健康をお祈り申し上げます」
  • 「貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます」(取引先)

差出年月の書き方

結びの最後には年月を書きます。表記の流派が複数あるので、相手の年代に合わせて選びます。

  • 令和○年 盛夏:暑中見舞いの最も一般的な表記
  • 令和○年 晩夏:残暑見舞いの最も一般的な表記
  • 令和○年 八月吉日:日付までは絞らず、月だけを書く時の表記
  • 令和○年 葉月(はづき):8月の和名。風流な表現
  • ○年○月○日:洋風で、相手がカジュアルな場合

和暦・西暦変換」で令和○年と西暦を相互変換できます。

喪中の相手へは送ってよいか

年賀状と違い、暑中見舞い・残暑見舞いは季節のあいさつであって慶事ではないため、喪中の相手にも送れるのが基本です。

ただし、四十九日が明けていない場合や、相手の心情を考えると、いつものお祝いごとめいた表現は避けるのが無難です。

  • 夏のイラストは控えめなものにする(金魚や朝顔など、明るすぎないもの)
  • 結びは「ご自愛ください」「お力落としのないように」などにとどめる
  • 本文は短めに、相手の心情に配慮した文面に
  • 自分の家庭の楽しい近況は控える

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