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七五三 初穂料の金額相場とのし袋の書き方

所要時間:約7分

初穂料とは — 神社に納める「祈祷料」

初穂料(はつほりょう)とは、神社で祈祷を受ける際に納めるお金のことです。 もとは「その年に初めて収穫した稲穂」を神様にお供えする慣習でしたが、現代では現金で納めるのが一般的になっています。

七五三のお参りでは、本殿で神主による祈祷を受けるかどうかで初穂料の必要性が変わります。 お参りだけ(賽銭のみ)なら初穂料は不要、本殿で祈祷を受けるなら初穂料が必要、というのが原則です。

金額相場 — 5千円が下限・1万円が標準

七五三の初穂料の相場は、5,000円〜10,000円です。神社の規模・地域・祈祷の内容によって幅があります。

  • 小規模な氏神様の神社:5,000円が標準
  • 中規模神社:7,000円〜8,000円
  • 有名な大規模神社:10,000円〜が標準
  • 特別祈祷(神楽奉納・記念品付き):1万円〜数万円

多くの神社では「5千円コース・7千円コース・1万円コース」のグレード制を採用しており、グレードによって授与品(お守り・絵馬・千歳飴)の中身が変わります。 事前に神社のホームページで確認するか、電話で問い合わせるのが確実です。

きょうだい同時はどうする — 割引と1人分×人数の2パターン

お兄ちゃん・お姉ちゃん・弟・妹で同時に七五三のお祝いをする場合、初穂料の納め方は神社によって異なります。

  1. 1人分×人数:たとえば5,000円×2人で1万円。これが最も多いパターン。
  2. 割引適用:「1人目5,000円、2人目以降は3,000円」など割引設定がある神社も。
  3. 家族単位での一律料金:「家族で1万円」のような設定の神社もあります。

電話で「上の子と下の子、同時にお願いしたいのですが、初穂料はどうなりますか?」と事前確認するのが最も確実です。 お参りの当日に窓口で迷わなくて済みます。

のし袋の選び方 — 紅白蝶結びの「のし袋」または「白封筒」

初穂料はそのまま現金を渡すのではなく、のし袋または白封筒に入れて納めます。

  • のし袋を使う場合:水引は紅白の蝶結び(花結び)。 蝶結びは「何度あっても良いお祝い事」に使う水引で、七五三・出産・入学などの慶事に適しています。 結び切り(婚礼用)は使いません。
  • 白封筒で良い場合:簡素な氏神様の神社や、5,000円程度の少額の場合は、無地の白封筒で構いません。
  • 避けるべきもの:ピンク色・派手な柄の封筒、結び切りの水引、紅白の小判型ぽち袋(金額が少なすぎに見える)。

表書き — 「御初穂料」が標準・「初穂料」「玉串料」も可

のし袋・封筒の表書き(上段中央)は、「御初穂料」と書くのが最も一般的です。

  • 御初穂料」:最も丁寧な表記。慶事の祈祷料として標準。
  • 「初穂料」:「御」を省いた表記でも問題ありません。
  • 玉串料」:神社によってはこの表記を指定する場合があります。電話で確認すると確実。
  • 御神前」:これも神社に納める慶事の表記として使われます。

濃い黒の筆ペン・毛筆で書きます。ボールペンやサインペンは略式なので避けるのが無難です。 慶事は濃い墨で書くのが基本(弔事は薄墨)。

お子さまの名前の書き方 — 下段中央にフルネーム

のし袋の下段中央には、お子さまのフルネームを書きます。 親の名前ではなく、祈祷を受けるお子さま本人の名前を書くのが原則です。

  • 1人の場合は中央に1名分のフルネーム
  • きょうだい同時の場合は連名。年長者を中央寄り(右側)に書き、年少者を左に。
  • 3名以上の場合は、年長者から順に右から左へ並べる
  • 表書きより少し小さめの字で書く

新札を用意する

初穂料に入れるお札は、新札(ピン札)を用意するのが基本です。 慶事に新札を使うのは「あらかじめ準備していました」という丁寧さを示す意味があります。

  • 銀行窓口で両替の際に「新札で」と伝える
  • 銀行ATMの両替機でも新札が出てくる場合がある
  • 当日朝に慌てないよう、3日前までに用意しておく
  • お札の表(人物の顔)を上向き・前向きにして封筒に入れる

納め方 — 受付で「お願いします」と渡すだけ

初穂料は、神社の祈祷受付窓口で渡します。 「七五三の祈祷をお願いします」と申し込みをすると、申込用紙の記入を求められ、その際に一緒に渡すのが一般的な流れです。

のし袋を袱紗(ふくさ)に包んで持参し、受付前で出すのが正式ですが、無理に用意しなくても問題ありません。 上着のポケットや手提げから直接出しても、失礼にはあたりません。

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