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畳の地域差|京間・江戸間・団地間で同じ6畳が2㎡違う話

最終更新:2026年6月16日/一次情報:建築寸法慣行、不動産公正取引協議会連合会 表示規約施行規則 第8条

「実家は関西で、就職で東京に引越したら同じ6畳なのに狭く感じる」「賃貸サイトの6畳と内見した6畳の広さが違う気がする」。こうした体感のズレは気のせいではなく、畳の地域規格が地方ごとに違うために実面積が2㎡以上違っているのが正体です。本記事では5種類の畳規格の正確な寸法と、引越し・物件選びでの注意点を解説します。

畳の地域規格5種類

規格名寸法(mm)1畳の面積主要地域
京間(本間)1,910 × 955約1.82㎡関西・四国・九州
中京間(三六間)1,820 × 910約1.66㎡中部・東北・北陸
江戸間(五八間)1,760 × 880約1.55㎡関東・東日本
団地間(五六間)1,700 × 850約1.45㎡公団・分譲マンション
メートル間2,000 × 1,000約2.00㎡プレハブ・近年戸建

6畳間の実面積を比較すると

6枚で計算すると、京間6畳=約10.9㎡、中京間6畳=約9.9㎡、江戸間6畳=約9.3㎡、団地間6畳=約8.7㎡。京間と団地間の差は実に2.2㎡で、これは1.35畳分(江戸間換算)に相当します。畳1枚少ない部屋に住んでいるのと変わらないわけです。

関西の実家で慣れた京間6畳から、東京の団地間6畳マンションに引越すと、シングルベッド+デスク+本棚を置いた瞬間に「足の踏み場がない」状態になります。物件選びでは「畳数」より「壁芯面積(㎡)」を見るほうが確実です。

なぜ不動産広告は「1畳=1.62㎡」なのか

不動産公正取引協議会連合会の「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」第8条で、畳1枚あたりの広さは1.62㎡以上と決められています。各室の壁芯面積を畳数で除した数値が基準で、これより小さくは表記できません。1.62㎡は京間(1.82)と江戸間(1.55)の間にある「全国平均的な値」として設定されたものです。

2022年9月1日施行の現行の新表示規約でも同じ基準が継承されています。広告に「6畳」と書かれていれば、最低でも9.72㎡(1.62×6)はあるという意味で、実際の畳の地域規格より小さく表示することは禁じられています。

引越し前に確認したいこと

  • 賃貸サイトの「畳数」ではなく「専有面積㎡」で比較する
  • 家具のサイズ(特にダブルベッド・大型ソファ)を持って図面に書き込む
  • 京間→江戸間・団地間の引越しは「畳数の見かけ+1〜2畳」が体感の同等
  • 古い物件は同じ地域でも畳サイズが混在している場合がある(増改築履歴)
  • 家具の寸法は「奥行+通路60cm」のクリアランスを必ず確保する

注意点

  • 地域規格はJIS等の法的根拠を持たない慣行値で、工務店ごとに数mm差があります
  • マンションの「○畳」は壁芯面積から逆算した値で、実際の畳が敷いてあるとは限りません
  • 表記が「○帖」の場合も同じく1.62㎡以上ルールが適用されます(漢字違いだけ)