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Adobe Acrobat なしでPDFを結合する方法

最終更新: 2026年6月15日

PDF結合のために Adobe Acrobat Pro を契約すると、個人向けでも年額2万円台、法人向けはさらに高額です。たまにしかPDF結合を使わない人にとって、月数千円の契約は明らかに過剰投資。一方、無料のオンラインPDFツールにはアップロード型が多く、契約書・領収書・履歴書など機密文書を扱うには不安が残ります。この記事では、Adobe Acrobat を契約しない選択肢として「OS標準機能」「ブラウザ内処理ツール」「アップロード型サービス」の3つを比較し、用途別の使い分けを解説します。

macOS:プレビューで結合

Mac には標準で「プレビュー」アプリがあり、PDFの結合機能を備えています。手順は、結合したい1つ目のPDFをプレビューで開き、サイドバーから「サムネイル」表示に切り替え、結合したい2つ目以降のPDFファイルをサイドバーへドラッグ&ドロップするだけ。順番もサイドバー上で並び替え可能。最後に「ファイル → 書き出す」または「複製を保存」でPDF出力します。短所は、Macでしか使えないこと、しおり・注釈の保持に若干クセがあること、複数ファイルの大量同時処理に向かないこと。3〜5ファイル程度ならプレビューで十分です。

Windows:標準機能では結合できない

Windows 標準の「Microsoft Edge」「Adobe Acrobat Reader(無料版)」はPDF閲覧専用で、結合機能はありません。Word に PDF をインポートして再保存する手は使えますが、レイアウトが崩れたり画質が下がったりするのが難点。Microsoft Office を持っていない人や、レイアウトを保ったまま結合したい場合は、ブラウザ内処理のオンラインツールが現実的な選択肢です。

オンラインツール:2種類のリスク

オンラインのPDF結合ツールには大きく2種類あります。

アップロード型は、PDFを一度サーバーへ送信し、サーバー側で結合処理を行うタイプ。海外運営のサービスが多く、アップロード後にデータが一定期間保管されたり、AIモデルの学習データに使われるリスクがあります。「24時間後に削除します」と謳っていても、削除を客観的に検証する手段はユーザー側にありません。契約書・履歴書・領収書など機密文書のアップロードは避けるべきです。

ブラウザ内処理型は、JavaScript の PDF ライブラリ(pdf-lib等)を使って、PDFをブラウザの中で直接結合し、サーバーへは一切送信しないタイプ。本ツール(PDF結合)はこのタイプで、PDFがあなたの端末から出ません。一度ページを読み込んだあとならWi-Fiを切ってオフラインで結合することも可能です。機密文書を扱うならこのタイプ一択です。

iPhone/Android:ブラウザだけでOK

iPhone/Android にも App Store / Google Play に多数のPDF結合アプリがありますが、「広告だらけ」「アプリ内課金」「PDFがクラウドにアップロードされる」など、安心して使えるアプリは多くありません。Safari / Chrome から本ツールを開き、ファイル選択ダイアログから iCloud Drive・Googleドライブ・ファイルアプリのPDFを選ぶだけで、アプリのインストールなしに結合できます。結合後の merged.pdf は標準のダウンロードフォルダに自動保存され、そこから他のアプリへ共有できます。

用途別の使い分け

  • Adobe Acrobat Pro:業務で大量のPDF処理(電子署名・OCR・PDF/A変換・タイムスタンプ等)が必要な人。年額負担を回収できる利用頻度がある場合のみ。
  • macOSプレビュー:Macを使っていて、3〜5ファイル程度の少量結合で十分な人。しおり・注釈を完璧に保ちたい場合は不向き。
  • ブラウザ内処理ツール(本ツール):機密文書を扱う、頻度は月数回、複数OS(Mac/Windows/iPhone/Android)から使いたい人。最も汎用性が高い選択肢。
  • アップロード型オンラインサービス:機密性のない資料(公開済み記事のスクラップ等)のみ。契約書・履歴書・領収書には絶対に使わない。

本ツールでできること・できないこと

本ツールはISO 32000規格に準拠した標準PDFを、MITライセンスの pdf-lib(オープンソース)でブラウザ内処理します。できることは「複数PDFの順番並び替え・結合・1ファイル化」。できないことは「電子署名の付与」「タイムスタンプの付与」「OCR(画像PDFの文字認識)」「PDF/A長期保存形式への変換」。電子契約や長期保存が必要なら Adobe Acrobat Pro やクラウドサインなど専用サービスを併用してください。日常的な書類まとめなら本ツールで十分です。

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