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出産予定日はどう決まる? ネーゲレ法と超音波修正の仕組み

「予定日」と言われても、誰がどう計算しているかは意外と知られていない。 一般的な280日ルールと、病院が初期エコーで修正する流れをまとめる。

280日ルール(ネーゲレ法)

最終月経の開始日に280日を足した日が、暫定の出産予定日。これがネーゲレの概算法と 呼ばれる古典的な数え方で、現在も世界中の産科で標準的に使われている。 「最終月経の月に9を足し、日に7を足す」という覚え方もあり、たとえば最終月経が 3月1日なら、3+9=12月、1+7=8日で「12月8日」が予定日になる(月が12を超えたら 翌年に繰り上げ、9を引く)。

このルールは「月経周期28日・LMPから2週間後に排卵・受精後266日で出産」という 仮定の上に立っている。実際には個人差が大きいので、あくまで初期の見積もりだ。

妊娠初期の超音波で修正される

産婦人科の初診から妊娠11週頃までの間に、超音波で胎児のCRL(頭殿長:頭からお尻 までの長さ)を測る。妊娠8〜11週の胎児はサイズに個人差がほとんどなく、CRLから 逆算した週数はLMPから計算したものより正確とされる。

LMP起点の予定日とCRL起点の予定日が一定以上ずれていた場合、医師はCRL起点を 採用して予定日を修正する。日本産科婦人科学会の指針では、初期エコーで修正された 予定日が以降の管理基準になる。

修正後はすべての予定がこれに従う

母子健康手帳の予定日欄、妊婦健診のスケジュール、出生前検査の実施可能時期、 職場の産休(産前6週・産後8週)の起点、すべて修正後の予定日に従う。途中で 「最初に言われた予定日と違うんだけど」と思っても、母子手帳に書かれている日付が 正しい現在の予定日と思っておけばいい。

予定日通りに生まれる人はむしろ少ない

出産予定日とは「ここに生まれる確率が高い日」ではなく、あくまで40週0日という 目安。実際の出産は37週0日〜41週6日のあいだのどこかで起きることが多く、これが 「正期産」と呼ばれる範囲。予定日ぴったりに生まれる人はむしろ少数派で、前後 1〜2週のあいだに分布するのが普通だ。

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