施主の準備は3カ月前から
年回忌法要は命日の少し前の土日に営むのが一般的です。 参列者の予定確保・寺院の手配・会食場所の確保には、3カ月前から準備を始めるのが標準的です。
まず年回忌法要早見表で 一周忌・三回忌・七回忌のどれを今年・来年に営むかを確認しましょう。
3カ月前 — 菩提寺と日程を決める
- 菩提寺の住職に電話し、候補日(命日前の土日2〜3案)を伝えて日程を仮押さえ
- 法要会場(菩提寺の本堂・自宅・墓地・霊園の式場)を確定
- 菩提寺以外の場合はお車代(5,000〜1万円)が必要
- 納骨や開眼供養(仏壇開眼)を同時に行うかを住職と相談
- 会食(お斎)の場所を仮押さえ(料亭・ホテル・自宅・寺院併設会場)
2カ月前 — 案内状を送る
- 参列者リスト確定(親族・故人と親しかった方)
- 案内状を発送(出欠返信を1カ月前までにもらう想定で)
- 案内状の表書きは「○○○○○之△回忌法要のご案内」
- 本文に法要日時・場所・会食有無・服装(準喪服)を明記
- 返信用ハガキを同封
親族のみで営む場合は電話・メール・LINEでの案内で十分です。
1カ月前 — 会食と引き出物を決定
- 出欠の集計→人数確定→会食店に人数連絡(精進落としのコース内容を選定)
- 引き出物(粗供養)を選定。お茶・海苔・タオル・お菓子が定番
- 引き出物の予算は2,000〜3,000円/世帯が目安
- 引き出物用ののし紙は「志」「粗供養」「○回忌粗供養」
- のし紙は手軽屋ののし紙作成で印刷可能
- 仏壇・遺影・位牌の準備状況を確認(汚れていれば事前に拭く)
2週間前 — お布施と当日の現金を準備
- お布施:3〜5万円(地域・宗派による。年回忌は四十九日と同等が目安)
- お車代:5,000〜1万円(会場が寺院以外の場合)
- お膳料:5,000〜1万円(住職が会食を辞退する場合)
- すべて新札を用意し、奉書紙か白封筒に入れる
- 表書きは「御布施」「御車代」「御膳料」、水引は不要
- 納骨・開眼供養を同時に営む場合は、それぞれに3〜5万円を別封筒で追加
前日 — 仏壇周りと服装の最終確認
- 仏壇の掃除・お供え物(果物・お菓子・故人の好物)を準備
- お墓詣りを当日する場合は、花・線香・水桶を準備
- 準喪服(ブラックフォーマル)の用意、家族分すべて確認
- 女性は黒のストッキング・パンプス・布製バッグ、男性は黒ネクタイ
- 子どもは制服があれば制服、なければ黒・紺・グレーの落ち着いた服
- 香典返し(参列者からの香典への返礼品)の用意
当日 — 進行の流れ
- 会場集合(開式30分前)— 受付・席次決定
- 施主の開式挨拶(30秒〜1分の短い挨拶)
- 住職の読経・焼香(参列者は喪主→親族→一般の順)
- 住職の法話(5〜10分)
- 施主からお布施・お車代・お膳料を住職にお渡し
- お墓詣り(同会場や近隣の場合)
- 会食(精進落とし)— 施主の献杯の挨拶
- 引き出物をお渡しして閉式の挨拶
後日 — お礼と次の年忌への備え
- 参列していただいた方への礼状(参列の翌週まで)
- 香典をいただいた方への香典返し(半返しが基本、1カ月以内)
- 年回忌法要早見表で次の回忌の年を確認しメモ
- 菩提寺との連絡先を仏壇近くに記録(次回もスムーズに)
関連ツール
- 年回忌法要早見表 — 法要の年を逆引きで確認。
- 宗派別の年回忌の違い — どの回忌を営むかの判断材料に。
- 四十九日の香典・お布施・服装マナー — お布施相場や服装マナーは年回忌でも準用。
- のし紙作成 — 引き出物の「志」「粗供養」のし紙。