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印刷300dpiピクセル寸法ガイド

印刷向けに「300dpi」と言われたとき、必要なピクセル数はサイズで決まります。日本でよく使う印刷サイズ別の必要ピクセル早見表と、Canvas API で書き出した画像のDPIメタデータが96dpi固定になる落とし穴を整理します。

1. ピクセル必要数の計算式

基本式は 必要ピクセル数 = 印刷サイズ(インチ)× DPI。1インチ = 2.54cm なので、印刷サイズ(mm)を 25.4 で割ってインチに換算してから掛け算します。例:A4縦は 210×297mm = 8.27×11.69 inch、300dpi なら 2,480×3,508px

2. 日本の写真印刷サイズ別 早見表(300dpi)

3. A/B規格紙のサイズ別 早見表(300dpi)

チラシ・冊子・名刺など印刷会社入稿の多くはA/B規格またはL/2L規格に集約されます。フチなし印刷のときは塗り足し3mm分を足したサイズが必要なので、A4なら2480×3508 → 2551×3579程度を見込んでおきます。

4. 96dpi問題 — Canvas APIメタデータの落とし穴

ブラウザのCanvas APIから toBlob で書き出される PNG/JPG は、内部メタデータの解像度(DPI)が 96dpi固定で記録されます。印刷会社の入稿フォームに「ファイル情報の解像度を300dpiに」と書かれていると、ピクセル寸法的にはA4の2480×3508pxを満たしていても、Photoshopなどで開くと「ドキュメントサイズが79.4×111.8cmと判定される」「警告が出る」ことがあります。

解決策は2通り:(a) 入稿時に画像編集ソフト(Photoshop/GIMP/Affinityなど)で「ドキュメントの解像度」だけ 300dpi に書き換える(ピクセル寸法は変えない)、(b) 入稿フォーム側でDPI指定を撤回してもらう。多くの印刷会社は「ピクセル寸法が要件を満たしていればDPI数値は無視」してくれますが、自動チェックスクリプトが入っている会社では事前に確認するのが安全です。

5. 解像度別の用途別目安

6. リサイズ時の現実的な進め方

  1. 印刷物のサイズと用途(家庭用 or 商業)を決める
  2. 上の早見表から必要ピクセル数を確認
  3. 原稿のピクセル数が「足りているか」をまず確認
  4. 足りない場合は撮り直し or 元データから再現像が原則(拡大しても画質は戻らない)
  5. 足りている場合は当ツールで ジャストの寸法に縮小
  6. JPGなら画質95、可能ならPNG(可逆)で書き出しがベスト
  7. 必要に応じてDPIメタデータを画像編集ソフトで300dpiに書き換え

7. ピクセル数が足りないときの判断

目安として、必要ピクセル数の80%以上が確保できていれば実用上問題ないことが多いです。例:A4 300dpi要件 2480×3508 に対して、原稿が 2000×2828px(80%)なら印刷会社の自動チェックを通過するケースが多く、肉眼での粗さもさほど気になりません。ただし50%以下になると明らかにぼやけるので、サイズダウン(A4 → A5)か、撮り直しが現実的な選択肢です。

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