ふるさと納税 2026年改正と返礼品3割ルール|ポイント付与禁止
ふるさと納税は令和7年(2025年)10月1日から、楽天ポイント・PayPayポイント・Amazonギフト券などのポータルサイト独自のポイント付与が全面禁止になった。 返礼品3割・経費総額5割の上限も継続。 ポイント目当てで20%ポイント還元のキャンペーンに飛びついていたユーザーは戦略の見直しが必要。
2025〜2026年の制度改正5項目サマリー
| 改正項目 | 施行日 | 影響 |
|---|---|---|
| ポータルポイント付与禁止 | 2025/10/1 | 楽天/PayPay/Amazon等のポイント上乗せ全廃 |
| 地場産品基準厳格化 | 2024/10/1〜継続 | 「区域内で生産・製造」要件を明確化 |
| 返礼品3割ルール | 2019/6/1〜継続 | 寄附額の3割以下の調達価格 |
| 募集経費5割ルール | 2023/10/1〜継続 | 送料・ポータル手数料・広告含む経費合計5割以内 |
| 熟成肉・精米の同一県内縛り | 2023/10/1〜継続 | 原材料も区域内産が必要(産地ロンダリング禁止) |
ポイント付与禁止の実質的な影響
禁止される行為
- 「楽天ふるさと納税で寄附すると楽天ポイント10%還元」
- 「PayPayふるさと納税で5%PayPayポイント」
- 「Amazonふるさと納税で寄附額1%Amazonギフト」
- 「さとふるマイポイント還元」
- 「JREポイント上乗せキャンペーン」
禁止されないもの
- クレジットカード決済のクレカ会社ポイント(カード会社の還元)
- 自治体側が用意する返礼品の中身(3割ルール内)
- マイルやLINEポイントなど自治体が直接付与する寄附特典
- ふるさと納税以外の通常の楽天/PayPay買い物還元
- ポータルサイト共通の自治体マイレージ的なもの(経費5割内)
禁止の本旨は「ポータルサイト主導のポイント付与」。クレジットカード会社の還元(例えば楽天カードで決済して楽天ポイントが付く)は決済手段としての通常還元なので対象外。実質的には3〜5%程度の還元は残るが、過去の10〜20%キャンペーンは消滅した。
2026年以降の寄附先選びの新基準
- 返礼品の還元率(調達価格÷寄附額):3割ルール上限なので、3割に近い返礼品を出している自治体(特産品・米・肉・海鮮)を狙う。1〜2割の薄い返礼品は実質還元率が悪い
- 地場産品の本物度:「同一県内産」「同一区域内産」と明記している返礼品は地場産品基準厳格化に強い(突然取扱中止になりにくい)
- 送料込み表記:北海道・沖縄・離島の自治体は送料が経費を圧迫しがちで、取扱中止リスクが他より高め
- 定期便(年4〜12回配送):1回の寄附で複数回受け取れるので、ポイントなき今は時間分散の価値が上がった
- 緊急性のある自治体支援:災害復興・移住促進など使途を選べる寄附は、返礼品還元率より社会的価値で選ぶ(控除上限額の使い分けに)
12月の駆け込み寄附の3つの注意点
- 決済日が12/31までに完了しているか:銀行振込は12/20まで、クレジットカード決済でも12/28までに済ませる(年明けズレ込み→翌年扱い)
- 申請書1/10必着:ワンストップ特例の申請書は寄附翌年1/10必着。年末駆け込み寄附は申請書送付がギリギリになるので電子申請推奨
- 上限額の8〜9割で止める:12月のボーナス額・年末調整による所得控除追加(生命保険料控除等)で住民税所得割が変わる可能性がある→上限ぴったり寄附すると自己負担増のリスク
改正後の正確な上限額を15秒で試算
年収・家族構成から、自己負担2,000円で済む上限額を令和8年度の住民税ベースで計算。共働き4,000円ルール・iDeCo拠出の影響も表示。
→ ふるさと納税シミュレーターを使う