1. HEICは新世代フォーマット(容量半分)
HEIC(High Efficiency Image Container)はAppleがiOS 11から採用した新画像フォーマットで、同じ画質でJPEGの約半分のファイルサイズに収まるのが特徴です。iPhone標準カメラはこのHEICで保存しています。HEICもEXIF情報(GPS座標・撮影日時・カメラ機種)を持つ仕様ですが、現在のところ当ツールはJPEG・PNGのみ対応です。
2. 設定→カメラ→フォーマット→「互換性優先」
iPhoneの「設定→カメラ→フォーマット」で「互換性優先」に切り替えると、撮影時からJPEGで保存されるようになります。今後撮るすべての写真がJPEG化されるため、当ツールでそのままEXIF削除できます。容量は2倍弱に増えますが、PCへの転送・他社サービスへの共有・このような画像加工ツールでの処理が格段にしやすくなります。
3. 既存HEICはメール添付・AirDropで自動JPEG化
既に撮影済みのHEIC写真は、「メールに添付して自分宛に送る」とiOSが自動でJPEG変換します。AirDropで「写真として送信」を選んだ場合もJPEG変換されます。LINE添付の場合は端末設定により挙動が異なります。JPEG変換後にダウンロードして、当ツールに通せばEXIFを削除できます。
4. 写真App内蔵の「位置情報を削除」機能
iOS 13以降のiPhone写真Appには共有時に「オプション→位置情報を含める」のトグルがあります。OFFにして送ると、共有された相手側には位置情報なしの状態で渡ります。ただしこれは「共有時に毎回設定」が必要で、撮影日時・カメラ機種は残ったままです。一括処理・全EXIF削除には当ツールの方が適しています。
5. iCloud写真と削除済みファイルの関係
iCloud写真を有効にしていると、当ツールで作ったEXIF削除済みJPEGをiPhoneの写真Appに保存しても、iCloud上の元HEICとは別ファイル扱いになります。クラウド側の元HEICは引き続きEXIF情報を持ったまま残ります。クラウド共有・家族共有・友人とのアルバム共有では元HEIC経由でEXIFが見られる可能性があり、共有設定の見直しが必要です。
6. Live PhotoはJPEG+MOV→静止画書き出し推奨
iPhoneのLive Photoは「静止画HEIC + 動画MOV」のペア構造になっています。当ツールで静止画側を処理しても動画側にメタデータが残るため、Live Photoの完全EXIF削除は難しいです。写真App→Live Photoを開く→共有→「写真として保存」で静止画書き出しし、その上で当ツールに通すのが安全です。
手軽屋ツール実践手順
- iPhoneの「設定→カメラ→フォーマット→互換性優先」に変更
- 既存HEIC写真はメール添付で自分宛て送信→受信側でJPEG保存
- 写真のExif情報を削除を開く
- 削除モードを「全部削除」または「GPSだけ消す」に設定
- 変換済みJPEGをドラッグ&ドロップ
- 「Exif情報を削除」で処理→ZIPまたは1枚ずつ保存
- iCloud写真共有時は別途iPhone標準の位置情報削除トグルも併用