海外レシピの「1 cup」は何ml?米国240ml・豪州250mlを日本200mlで換算する方法
英文レシピの「1 cup」をそのまま日本の200mlカップで計ると、米国式で約2割、豪州式で約25%も分量が足りません。 国別の規格と、安全な読み替えのコツを整理しました。
1. 国別カップ規格の比較
- ・日本:1 cup = 200ml(家庭用・JIS S 2050)
- ・米国(USカップ):1 cup ≒ 236.59ml(料理本では240mlに丸めることが多い)
- ・オーストラリア/ニュージーランド:1 cup = 250ml
- ・英国(UK・帝国カップ):1 cup ≒ 284ml(家庭料理では今はあまり使わない)
- ・メートル法カップ(国際):1 cup = 250ml
英語の料理本では、出版地によって基準が違うため、レシピの冒頭に「US cup / Australian cup」と書かれていることがあります。書いていない場合、英語圏では米国式(240ml)が最も普及しています。
2. 大さじ・小さじの国別違い
- ・日本 tablespoon = 15ml
- ・米国 tablespoon ≒ 14.79ml(実用上15mlで近似可)
- ・オーストラリア tablespoon = 20ml(要注意)
- ・英国 tablespoon ≒ 15ml
- ・teaspoon は世界共通でほぼ5ml
見落としやすいのが豪州の大さじ20mlです。日本やアメリカと比べて1.33倍も多く、ベーキングパウダーや塩を「Australian tablespoon」のまま日本の大さじで計ると、レシピが想定する分量に対して25%少なくなります。
3. 米国レシピを日本のカップで作る
米国レシピを日本の200mlカップで作りたいときは、次のいずれかをおすすめします。
- ・カップ表記をml に直す:1 cup = 240ml で計算し、ml の計量カップで量る。
- ・カップ表記を ×1.2 で補正する:1 cup = 日本のカップ 1.2杯と読み替える(例:2 cups → 2.4 杯 → 約480ml)。
- ・キッチンスケールで g 計量に切り替える:英文レシピの ounce 表記(oz)は g に近く、1 oz ≒ 28.3g。
特にお菓子作りは分量の誤差がそのまま仕上がりに出るため、カップではなく g 計量に切り替えるのが最も確実です。
4. 豪州レシピを日本のカップで作る
豪州レシピのカップは250ml、大さじは20mlで、日本の規格との差が最も大きい組み合わせです。次の補正係数を覚えておくと便利です。
- ・カップ:1 cup(豪州)= 日本のカップ 1.25杯
- ・大さじ:1 tablespoon(豪州)= 日本の大さじ 1.33杯(小さじ4杯)
- ・小さじ:共通5mlのまま
目分量で「ちょっと多めに」では補正しきれない差なので、計量カップ・大さじはml基準で量り直すのが安全です。
5. 単位の正体を見抜くチェックリスト
- ・レシピの単位が「cup・tablespoon」だけなら、レシピの出版国を確認する。
- ・著者が米国(アメリカ)出身なら、240ml / 15ml を仮置きする。
- ・著者が豪州・NZ・英国系なら、250ml / 20ml をまず疑う。
- ・「g・ml・oz・fl oz」が併記されているなら、それを優先する。
- ・お菓子・パンは特にg 表記のレシピへの切り替えを推奨。
6. 関連ツール・記事
- ・料理の単位換算:日本の大さじ・カップ・mlを相互変換
- ・大さじ1は何g:食材別の重量目安
- ・米1合の正体は180mL:合の単位
- ・単位換算:長さ・重さ・体積・温度などの相互変換