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入学準備カリキュラム例:年中〜年長の月別到達目標

「就学までに何を身につけておけばいい?」に、文部科学省『10の姿』と算数第1学年の指導内容から逆算して答えます。

『幼児期の終わりまでに育ってほしい姿』(10の姿)

文部科学省「幼稚園教育要領(平成29年告示)」第1章 総則は、5歳児修了時(小学校入学直前)までに育ってほしい具体的な姿を10項目で示しています。これがいわゆる『10の姿』で、保育所保育指針・幼保連携型認定こども園教育・保育要領も同一の項目に揃っています。

『10の姿』の(8)に「数量や図形,標識や文字などへの関心・感覚」と明記されています。書ける・読める、ではなく「関心・感覚」が重要です。

年中(4歳児クラス・4月〜3月)の月別到達例

年中は「数や文字に親しむ」が中心。書字は副次的で、生活体験で数感覚を厚くする時期です。

時期数字運筆
4〜6月1〜5の数唱・対応直線・○の練習
7〜9月1〜10の数唱、5までの対応めいろ・点つなぎ
10〜12月10までの対応、順番三指持ち定着、なぞり書き準備
1〜3月1〜5の数字を見て読める1〜5のなぞり書き開始(任意)

年中の段階で数字書字に入らなくても全く問題ありません。「お皿を5枚並べて」「ボタンを3個ちょうだい」のような生活の数感覚が、小1の算数のいちばんの土台です。

年長(5歳児クラス・4月〜3月)の月別到達例

年長は「就学準備」が中心。4月から段階的になぞり書きを進め、3月までに1〜10の自力書字に到達するのが目安。

時期数字本ツール活用
4〜6月1〜10を見て読める、1〜5を書く1〜5を「すきな数字」で集中、なぞるマス6個
7〜9月1〜10をなぞって書ける1〜10、なぞるマス5個・よみがな付き
10〜12月1〜10を自力で書ける、0を導入0〜9、なぞるマス3個に減らす
1〜3月0〜10の自力書字、11〜20の数唱なぞるマス2個・よみがな外しで本番モード

11〜20の書字は小学校で扱われるため、就学前に無理に進める必要はありません。年長3月時点で「0〜10が読めて自分の力で書ける」のが到達ラインです。

小学校入学直前1ヶ月の集中チェックリスト

就学通知書が届く2〜3月。最後の1ヶ月で確認したい7項目。

すべて満点を目指す必要はありません。「読める・書ける・数えられる」の3つが揃えば、入学後の算数で困ることはほぼありません。

家庭での運用Tipsと注意

実際の家庭で挫折しないための運用Tips。

就学前教育の最大の落とし穴は「やりすぎ」です。文科省も「数量・文字などに関する興味や関心,感覚が養われるようにすること」と書いており、技能の前倒し習得は推奨していません。「楽しい・やりたい」が続けば、就学準備としては合格点です。

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