表彰状の正式な書式と本文の慣用句|頭語→功績→結句の作り方
内閣府賞勲局「褒章の種類及び授与対象」(明治14年褒章条例)を参考に整理
表彰状の本文は頭語→功績→結句の3要素で構成すると、誰が見ても「ちゃんとした」表彰状になります。 内閣府賞勲局が所管する褒章は明治14年の褒章条例から続く制度で、その本文構成は現在も多くの民間表彰のお手本になっています。本記事ではすぐ使える本文テンプレと、迷いがちな書式ルールをまとめました。賞状作成は「賞状・表彰状の作成・印刷」をご利用ください。
1. 表彰状の基本構成
| 要素 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 表題 | 「表彰状」「感謝状」「賞状」など | 表彰状 |
| 宛先 | 受賞者の氏名+敬称 | ○○ ○○ 殿 |
| 頭語 | 本文の導入 | 右の者は/あなたは/貴殿は |
| 功績 | 表彰の理由を具体的に | 永年にわたり○○に尽力された |
| 結句 | 締めの一文 | よってここに表彰します |
| 日付 | 和暦または西暦 | 令和○年○月○日 |
| 贈り主 | 団体名・役職・氏名+押印 | ○○会社 代表取締役 ○○ |
2. 本文で使う慣用句
頭語
- 右の者は(縦書きの定番)
- あなたは/貴殿は(横書き向き)
- ○○殿(フォーマル)
功績の慣用句
- 永年にわたり○○に尽力され(永年勤続向け)
- ○○において優秀な成績を収め(スポーツ・成績向け)
- ○○の発展に多大な貢献をされ(社外功労者向け)
- ○○されたその功績は誠に顕著なるものがあります(顕彰向け)
- 日頃から○○くださり(感謝状向け)
結句
- よってここに表彰します(最もフォーマル)
- よってこれを賞します(簡潔)
- ここに感謝の意を表します(感謝状)
- ここにこれを賞します(古典的)
3. 縦書きと横書きの使い分け
- 縦書き:式典・卒業・卒団・永年勤続・感謝状などフォーマル全般。賞状用紙(鳳凰枠つき)は縦書き前提が多い
- 横書き:社内MVP・改善提案・スポーツの記録賞・子ども向けなどカジュアル寄り
- 本文が短いとき:横書きが収まりがよい(縦書きは行が短くなると間延びする)
- 本文が3行以上:縦書きが映える
4. 贈り主の書き方と押印位置
日付の左下(横書きの場合は右下)に贈り主名を書き、その横に押印します。
- 会社名は団体名+役職+氏名の順:「株式会社○○ 代表取締役 ○○ ○○」
- 学校はやはり団体名+役職+氏名:「○○小学校 校長 ○○ ○○」
- 家庭は「○○家」または「父 ○○ 母 ○○」:かしこまるなら世帯名
- 朱印は氏名の右隣(縦書き)または下(横書き)
- 朱印は楷書印または認め印:式典では実印は使わない
5. 場面別の本文テンプレ
永年勤続表彰
表彰状 ○○ ○○ 殿 あなたは 当社に勤続二十年の長きにわたり 業務に精励され その功績はまことに顕著であります よってここに表彰し その労に報います 令和○年○月○日 株式会社○○ 代表取締役 ○○ ○○ 印
卒団・引退セレモニー
感謝状 ○○ ○○ 殿 あなたは 当少年団において六年間にわたり チームの中心として活躍され 後輩の育成にも力を尽くされました ここに感謝の意を表します 令和○年○月○日 ○○スポーツ少年団 代表 ○○ ○○ 印
社内MVP・改善提案
表彰状 ○○ ○○ 殿 あなたは○○年度上半期において ○○プロジェクトを成功に導き 業績に多大な貢献をされました よってここに表彰します 令和○年○月○日 株式会社○○ 代表取締役 ○○ ○○ 印