職場の上司・部下・同僚の香典 — 立場別の金額と連名のルール
最終更新:2026年6月16日/会社員・公務員の慶弔対応
職場関係の訃報は、自分との関係性だけでなく「会社・部署の慣例」を踏まえて判断する必要があります。 個人で突出した額を包むと他のメンバーが気を遣い、逆に少なすぎると失礼にあたります。 このページでは立場別の金額と、連名の書き方、部署一同で集める段取りまで整理しました。
立場別の相場早見
| 相手 | 20代 | 30代 | 40代以上 |
|---|---|---|---|
| 上司本人 | 5千円 | 5千〜1万円 | 1万円 |
| 上司の家族 | 3千〜5千円 | 5千円 | 5千〜1万円 |
| 同僚本人 | 5千円 | 5千〜1万円 | 1万円 |
| 同僚の家族 | 3千〜5千円 | 3千〜5千円 | 5千円 |
| 部下本人 | — | 5千〜1万円 | 1万円 |
| 部下の家族 | — | 5千円 | 5千〜1万円 |
| 取引先 | 5千円 | 1万円 | 1〜3万円 |
部下の本人や家族の香典は、上司として一定の額を包むのが筋。20代で部下を持つケースは稀なので「—」としています。
連名のルール
- 3名までは全員の名前を中央から左へ並べる(目上の人を右、目下の人を左)
- 4名以上は代表者名+「外一同」と書き、別紙に全員の名前と各自の金額を記して中袋に入れる
- 部署一同で出す場合は「○○部 一同」と書き、別紙で全員の名前を記す
- 会社として出す場合は「株式会社○○ 一同」または社長名で代表
連名で集める場合、1人あたり3千円〜1万円が職場一同の相場。 香典返しの管理が大変になるため、職場一同で1包みにまとめるのが遺族にも親切です。
部署一同で集めるときの段取り
- 幹事を決める:通常は最年長または事務担当が代行
- 金額の基準を共有:「1人3千円ずつ」など全員同額が無難
- 集金は短時間で:訃報から通夜までは1〜3日が多く、当日朝までに集めきる
- 不祝儀袋と薄墨筆ペンを準備:文具店またはコンビニ・葬儀場の受付近くで購入
- 別紙に全員の名前と金額を記す:香典返しの送付先確認用
- 代表者が通夜・告別式で持参:受付で「○○部一同です」と告げて渡す
慶弔休暇の扱い
多くの会社では就業規則に慶弔休暇の規定があり、配偶者・父母・子は5日、祖父母・兄弟姉妹は1〜3日が一般的な目安です。 就業規則は労働基準法第89条で常時10人以上の労働者を使用する事業所に作成義務があるため、人事・総務に確認するのが確実。 職場の同僚として通夜・告別式に参列する場合は、上司に事前報告して「弔事のため早退」「弔事のため○日休暇」と理由を伝えれば、慶弔休暇または有給休暇の扱いになります。
上司の家族が亡くなったとき
上司の家族の訃報を聞いたら、まず本人に直接お悔やみを伝えるのが優先(メール・口頭・電話どれでも可)。 通夜・告別式の日程と場所、参列の希望(家族葬で職場関係はお断りのケースもある)を確認します。 「家族葬のため弔問は辞退」と伝えられた場合は、香典・弔電・供花のいずれも控えるのが礼儀。 それでも気持ちを伝えたい場合は後日落ち着いた頃に手紙+少額の品物を贈るのが無難です。
職場での香典トラブルを避けるチェックリスト
- 会社規程で「弔事のお礼は不要」と定められている場合があるので、まず人事・総務に確認
- 取引先の香典は会社の経費として処理することが多い。経理に事前確認し、領収書代わりに会葬礼状を保管
- 家族葬・密葬と告知された場合は、香典・弔電・供花のいずれも遠慮するのが原則
- 代表者が遠方の場合は弔電のみとし、後日改めて代表が弔問するケースも増えている
- 連名の別紙には全員の住所も書いておくと、香典返しの送付がスムーズ(遺族の負担軽減)