弾き語りで歌いやすいキーを探す手順|声域・移調・カポの3ステップ
Wikipedia「移調」の理論+カラオケ実用例
原曲のキーが自分の声に合わないとき、無理に歌うとサビで声が裏返ったり、Aメロでこもったりします。Wikipedia「移調」が示すとおり、楽曲の全音を一定の音程で上下させると、原曲の雰囲気を保ったまま声に合うキーで演奏できます。本記事では声域測定→移調量決定→カポ位置選択の3ステップを解説します。
1. 自分の声域を測る
ピアノアプリかスマホアプリで、無理なく出せる最低音と最高音を測ります。目安として、男性の地声は E2〜G4、女性の地声は G3〜B4 が標準的な範囲です(個人差大)。サビの最高音が自分の楽な高音より2〜3半音以上高ければ、移調を検討します。
- 男性:E2(最低)〜G4(最高地声)〜B4(最高ファルセット)
- 女性:G3(最低)〜B4(最高地声)〜E5(最高ファルセット)
- 確認方法:原曲の一番高い音と一番低い音を、ピアノで実音確認する
2. 何半音下げる/上げるかを決める
原曲のサビの最高音と、自分が楽に出せる最高音の差を測ります。差が3半音なら-3、5半音なら-5でキーを下げます。逆に低すぎる場合は+1〜+3で上げる場合もありますが、原曲の雰囲気を保ちたいなら下げ方向が一般的です。
U-FRET など、コード譜サイトの「キー変更」ボタンと同じ理屈です。原曲キー G の曲を -3 にすると E になり、原曲キー G の曲を -5 にすると D になります。
3. 移調後のキーをカポで簡単フォームに
移調後のキーが B♭ や F♯ のように押さえにくい場合、「カポの位置計算」で最小カポ位置を求めます。例:移調後がキー F のとき、カポ1 + E フォーム または カポ3 + D フォーム または カポ5 + C フォームのいずれでも演奏可能。バレーを避けたいならカポ5の C フォームを選びます。
- 原曲キー G を -3 → E:カポ0 で E フォーム or カポ2 で D フォーム or カポ4 で C フォーム
- 原曲キー A を -2 → G:カポ0 で G フォーム(簡単・推奨)
- 原曲キー B♭ を -1 → A:カポ0 で A フォーム(簡単・推奨)
- 原曲キー F → そのまま F:カポ1 で E フォーム or カポ3 で D フォーム or カポ5 で C フォーム
4. 移調量を決めるコツ
- 2〜4半音下げが最も自然。それ以上は曲の雰囲気が暗く重くなりがち
- サビだけ無理して原曲キーで歌うのは喉を痛める原因。Aメロでも余裕があるキーを選ぶ
- カラオケで歌った時のキーが参考になる(カラオケのキー±1〜±5の範囲で)
- 男性が女性ボーカル曲を歌う場合は -5〜-7 で1オクターブ近く下げると無理なく歌える