夏冬ボーナスの時期と平均額の早見表|業種別・大企業中小企業別(2026年)
経団連・連合・人事院・東商の調査をもとに整理(2026年6月時点)
日本のボーナス(賞与)は夏(6〜7月)と冬(12月)の年2回支給が主流です。海外では年1回(クリスマス賞与)の国が多く、年2回の規模で計算する社会保険ルール自体が日本独自です。本記事では、業種・企業規模別の支給日と平均額をまとめました。額面から手取りを試算するときは「ボーナスの手取り計算」をご利用ください。
1. 支給日の早見表
| 区分 | 夏ボーナス | 冬ボーナス |
|---|---|---|
| 国家公務員 | 6月30日(期末・勤勉手当) | 12月10日 |
| 地方公務員 | 6月30日前後 | 12月10日前後 |
| 大企業(経団連集計) | 6月下旬〜7月上旬 | 12月上旬 |
| 中小企業 | 7月10日前後 | 12月25日前後 |
※会社の就業規則で「6月支給」「12月支給」と決まっている場合が多く、給与日と別の日に振り込まれます。
2. 平均支給額の目安
2025年夏の経団連集計(大手企業・主要22業種)では妥結額の平均は約97万円、連合集計(中小企業含む)では約42万円でした。中小企業全体(東京商工会議所調査)では夏冬合わせて20〜40万円台の支給が多いゾーンです。
- 大企業平均:夏 90〜100万円台、冬 90〜100万円台
- 中小企業平均:夏 25〜35万円、冬 30〜40万円
- 国家公務員(一般職):夏冬ともに約65〜70万円(年齢・職位により変動)
- 業種上位:自動車・電機・建設・商社・金融
- 業種下位:飲食・宿泊・小売(コロナ後回復途上)
3. 業種別の傾向
- 自動車・電機:春闘の結果が夏ボーナスに反映されやすい。組合の妥結状況で6月前にほぼ決まる
- 商社・金融:年俸制が混在、業績連動が大きく冬に偏重するケースあり
- IT・ベンチャー:年俸制で「賞与なし」または夏冬1回ずつの小額が多い。代わりにストックオプションなど
- 飲食・宿泊・小売:基本給連動より業績連動の比重が高く、年により大きく変動
- 建設:年度末(3月期)の業績反映が大きいため、夏ボーナスが厚めの企業が多い
- 医療・介護:規定通り(基本給の2〜3か月分)の安定支給が多い
4. 春闘ベアと夏ボーナスの関係
春闘(春季労使交渉)は毎年3月にピークを迎え、ベースアップ(基本給の引き上げ)と賞与の妥結が同時に決まる企業が多くあります。3月妥結→6〜7月夏ボーナス支給という流れで、春闘の結果が直接夏ボーナスに反映されます。
2024年・2025年は連続して大幅な賃上げが実現し、夏ボーナスも前年比プラスが続いています。ただし、ベアの引き上げは「翌月の給与」から、賞与の引き上げは「直近の夏冬」から、というタイミングのズレがあるため、年収全体への反映は1年〜1年半遅れて見えることがあります。
5. 手取り目安は額面の約80%
ボーナスの手取りはおおむね額面の75〜85%に収まることが多く、額面80%を目安にすると見積もりが立てやすいです。たとえば額面100万円なら手取り目安は約78万円〜82万円。前月給与が高い・扶養親族が少ない人ほど所得税率が上がるため、手取り率は下がります。
正確な手取りを知りたいときは「ボーナスの手取り計算」で、額面・前月給与・扶養親族の数・介護保険対象を入れれば、内訳ごとの金額と手取り率を即座に試算できます。