つみたて投資枠と成長投資枠の基本ルール
2024年改正後の新NISAは「つみたて投資枠」(年120万円)と「成長投資枠」(年240万円)の併用が可能で、合計年間最大360万円・生涯1,800万円(うち成長枠は1,200万円まで)。非課税期間は無期限・恒久制度です(金融庁ポータル)。
- つみたて枠:年120万円・月最大10万円・信託期間20年以上の長期分散投信のみ
- 成長枠:年240万円・月最大20万円・上場株式・REIT・大半の投信・ETF
- 生涯枠:1,800万円・成長枠内訳1,200万円・売却枠は翌年に簿価分復活
- 非課税期間:無期限(旧制度の20年/5年制限は撤廃)
- 口座開設可能年齢:18歳以上(利用する年の1月1日時点)
つみたて枠の対象商品要件
金融庁が「長期積立分散投資に適している」と認めた投資信託・ETFのみが対象です。除外商品は以下のとおり。
- 信託期間20年未満の投資信託
- 毎月分配型の投資信託
- デリバティブ取引を用いた投資信託(ヘッジ目的を除く)
- 運用管理費用(信託報酬)が一定水準を超える商品
結果として、eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)・SBI/楽天・全世界株式・S&P500連動など、信託報酬0.06〜0.2%の低コストインデックスが主流。
成長枠の対象商品と除外商品
上場株式・REIT・大半の投資信託・ETFが対象。ただし以下は除外(金融庁)。
- 整理銘柄・監理銘柄(上場廃止予定の株式)
- 信託期間20年未満の投資信託
- 毎月分配型の投資信託
- デリバティブ取引を用いた投資信託(ヘッジ目的を除く)
個別株での日本株配当投資・米国ETF(VTI/VOO等)・REIT・テーマ型投信などが成長枠の中心。
4類型別の最適配分パターン
| タイプ | つみたて枠 | 成長枠 | 狙い |
|---|---|---|---|
| 初心者(投資1〜2年目) | 月3〜5万円 | 使わない | 低コストインデックス1〜2本に集中。事故りにくい商品で投資慣れ。 |
| 共働き世帯(年収600〜800万円) | 月5万円(夫婦合計) | 月3万円(高配当ETF) | つみたて枠で老後資金・成長枠でインカム狙い。 |
| 独身ハイインカム(年収1,000万円〜) | 月10万円フル | 月10万円(個別株/ETF) | 年240万円フル投入。生涯枠到達まで最速7.5年。 |
| 退職金一括投資(60代) | 月10万円×5年 | 年240万円×5年 | 5年で生涯枠1,800万円ちょうど到達。タイミング分散推奨。 |
つみたて枠を優先すべき理由
迷ったらまず「つみたて枠」が定石。理由は3つ。
- 商品ラインナップが厳選されている(信託期間20年以上・低コスト・分散投資)
- 毎月積立で自動化しやすく、相場に振り回されにくい
- クレジットカード積立でポイント還元0.5〜1.0%が乗る金融機関が多い
成長枠を併用すべきタイミング
つみたて枠だけでは年120万円が上限。以下のいずれかに当てはまるなら成長枠を併用しましょう。
- 月10万円以上の余裕資金がある
- 個別株・REIT・高配当ETFに投資したい
- 退職金・相続金など短期一括投資の予算がある
- 15年以内に生涯枠1,800万円を使い切りたい
関連ツール
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