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自賠責保険+任意保険+カーシェア損益分岐点|国土交通省ポータル準拠

自動車損害賠償保障法(自賠法)による自賠責保険の強制加入義務、 任意保険の上乗せ補償の意味、そして大手カーシェア(タイムズカー)と マイカーの月利用時間別損益分岐点を一次情報に基づいて整理します。

自賠責保険は強制加入(自賠法)

国土交通省「自賠責保険・共済ポータルサイト」によると、 自動車損害賠償保障法(自賠法)により、全ての自動車(原動機付自転車・二輪車含む)には 自賠責保険(または自賠責共済)への加入義務があります。 2026年に施行されるペダル付き原動機付自転車(いわゆるモペット)・ 一定の電動キックボード(特定小型原動機付自転車)も対象です。

自賠責保険の補償範囲

自賠責保険は対人賠償のみを補償する強制保険です。 被害者1名あたりの支払限度額は以下のとおり(国土交通省告示)。

自賠責保険料(2023年4月改定参考)

自賠責保険料は損害保険料率算出機構が算定し、金融庁が認可する公定料率です。 年齢・等級・運転歴に関わらず、車種・契約期間・地域だけで決まります。 2023年4月改定後の参考料率(離島・沖縄を除く本土)は以下のとおり。

車種24か月36か月
自家用乗用車17,650円23,690円
軽自動車(検査対象)17,540円23,520円
原動機付自転車6,910円8,950円

沖縄・離島は割引料率が適用されます。 自賠責保険料は車検時に2年または3年分を一括前納するのが一般的です。

令和4年自賠法改正と一般会計繰戻し

国土交通省ポータルサイトによると、令和4年に自動車損害賠償保障法が改正され、 2026年3月に一般会計から自動車安全特別会計への全額繰戻しが実現しています。 被害者保護増進事業(救急医療体制の充実・後遺障害認定の支援・自動運転事故の救済等)の財源として活用されます。 被害者・家族の方向け各種事業の案内はポータルサイトで公開中です。

任意保険(自賠責の上乗せ)

自賠責では補償しきれない部分を補うのが任意保険です。 法令上の加入義務はありませんが、事故時の賠償額が数千万〜数億円になるケースを考えると事実上必須です。

任意保険料は年齢・等級・運転歴・車種・地域・運転者範囲限定特約で大きく変わります。 20代単身では年間8〜15万円、40代複数等級では年間4〜7万円が目安。 ノンフリート等級は事故無事故で1等級ずつ上がり(最大20等級)、事故で3等級下がります。

カーシェア(タイムズカー基準)の料金

大手カーシェアのタイムズカー「ベーシッククラス」を基準に比較します。 2026年6月時点の料金体系(パーク24株式会社公式サイト準拠)は以下のとおり。

マイカー対カーシェア 損益分岐点

マイカー年間維持費(自動車税・重量税・自賠責・任意保険・車検・駐車場・ガソリン代)を 月額換算し、カーシェアの月額利用額と比較します。 典型例として下記のシミュレーションが目安です(車両購入費・ローンを除く)。

月利用時間カーシェア月額(目安)マイカー有利/カーシェア有利
月10時間約5,500円カーシェア有利
月20時間約9,800円カーシェア有利
月30時間約14,100円ほぼ均衡(駐車場代次第)
月40時間約18,400円マイカー有利
月60時間約26,900円マイカー有利

※駐車場代が高い都心部(月2〜4万円)ではマイカーの均衡点が後ろに、 地方で駐車場が無料ならマイカーの均衡点が前にずれます。 車両購入費・ローンを含めるとカーシェアの優位性がさらに広がります。

カーシェアが向く人・マイカーが向く人

カーシェアが向く人:

マイカーが向く人:

関連ツール

車の維持費計算ツールで月利用時間を入力すると、本記事の料金体系に基づいてカーシェア月額と損益分岐点が表示されます。 自賠責・任意保険料の現実的な金額を反映するため、見積書・契約書の金額に置き換えるのが理想です。