換算の基本
たんぱく質4kcal/g・脂質9kcal/g・炭水化物4kcal/g(文部科学省「日本食品標準成分表」のAtwater係数)で換算します。日本人の食事摂取基準のPFC目標範囲はP13〜20%・F20〜30%・C50〜65%。本記事は中央値(P16.5%・F25%・C58.5%)で計算します。
2000kcal目標の場合のPFC目安
- ・たんぱく質P:2000 × 16.5% ÷ 4 = 約83g
- ・脂質F:2000 × 25% ÷ 9 = 約56g
- ・炭水化物C:2000 × 58.5% ÷ 4 = 約293g
筋トレ中の方はP120g(体重×1.5〜2.0g)まで増やすことが一般的に推奨されます。本記事ではP83g版とP120g版の両方を例示します。
たんぱく質83gを1日で達成する組み合わせ例
食材100gあたりのたんぱく質量を覚えると組み立てが楽になります。
- ・鶏むね肉(皮なし)100g = P23g
- ・鶏もも肉(皮なし)100g = P19g
- ・サバ缶1缶(190g)= P30g
- ・木綿豆腐1丁300g = P21g
- ・卵1個(60g)= P7g
- ・ヨーグルト200g = P8g
- ・牛乳200ml = P7g
- ・納豆1パック45g = P7g
- ・プロテイン1スクープ30g = P22g
例①:朝 卵2個+納豆1パック(21g)/昼 鶏むね肉150g+ごはん(35g)/夜 サバ缶+味噌汁(30g)= P86g
たんぱく質120g(筋トレ向け)の組み合わせ例
例②:朝 プロテイン+卵2個+ヨーグルト(37g)/昼 鶏むね肉200g+ごはん(46g)/夜 サバ缶+豆腐半丁(40g)= P123g
プロテインの活用が現実的なポイント。1日2スクープで44gを確保すると、食事の負担がかなり軽くなります。
コンビニで揃えるPFC
セブン・ローソン・ファミマで完結する例。
- ・サラダチキン1パック(120g)= P25g・F2g・C1g・約115kcal
- ・ゆで卵2個 = P14g・F10g・C0g・約140kcal
- ・おにぎり鮭(110g)= P5g・F2g・C40g・約190kcal
- ・サバの塩焼き1パック = P22g・F18g・C0g・約260kcal
- ・カットサラダ+ノンオイル = P2g・F0g・C8g・約40kcal
- ・無糖ヨーグルト200g = P8g・F6g・C10g・約120kcal
- ・プロテインドリンク1本 = P15g・F2g・C5g・約100kcal
例③:サラダチキン+ゆで卵2個+おにぎり2個+サバ塩焼き+ヨーグルト+プロテイン = P89g・F40g・C103g・約965kcal
脂質56gの内訳例
脂質は知らずに摂りすぎがちです。
- ・卵1個 = F5g
- ・サラダ油大さじ1 = F12g
- ・マヨネーズ大さじ1 = F11g
- ・バター10g = F8g
- ・サバ100g = F13g
- ・鶏もも肉皮あり100g = F14g
- ・ナッツ20g = F11g
- ・チーズ20g = F5g
ドレッシング・揚げ物・菓子で意外と上限を超えます。「揚げ物は1日1品まで」「ドレッシングはノンオイル」が現実的なコントロール法です。
炭水化物293gの内訳例
炭水化物は減らしすぎると集中力低下・気分の落ち込みにつながります。
- ・ごはん150g(茶碗1杯)= C55g
- ・食パン6枚切り1枚 = C26g
- ・うどん1玉(200g)= C42g
- ・そば1玉(170g)= C44g
- ・パスタ100g(乾燥)= C70g
- ・バナナ1本 = C25g
- ・りんご1個 = C40g
- ・さつまいも100g = C32g
例④:朝 食パン1枚+バナナ1本(51g)/昼 ごはん150g+果物(70g)/夜 ごはん150g+さつまいも100g(87g)+ 野菜・調味料C分(85g)= 約293g
PFC計算アプリ・栄養成分表示の活用
すべての食材を暗算するのは無理です。コンビニ商品はパッケージ裏の栄養成分表示を見れば一発で分かります。MyFitnessPalやあすけんなどの記録アプリで1週間記録すれば、自分の癖が見えてきます。
「3日連続でたんぱく質が60g以下」「脂質が80g超え」など、データで把握すると改善点が明確になります。
外食でのPFC調整
- ・定食はOK:主菜・副菜・ごはんでバランス良い
- ・ラーメン・パスタは脂質オーバー:週1〜2回まで
- ・焼肉は赤身選択:カルビ・ホルモンより肩ロース・モモ
- ・居酒屋は焼き鳥+刺身:唐揚げ・天ぷらは避ける
- ・朝マック・コンビニ朝食はPFCバランス崩れがち:プロテインで補強
使ってみる
出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準」/文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)」/国立健康・栄養研究所。