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400字詰め原稿用紙の正しい使い方 — 段落・句読点・促音

原稿用紙の使い方は学校で習いますが、社会人になると忘れがち。文化庁「公用文作成の考え方」(令和4年1月7日 文化審議会建議)と小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 国語編をベースに、提出前に必ず確認したい7つのルールを整理します。

1. 題名と氏名の書き方

縦書き原稿用紙(右が1行目)では、1行目に題名を書きます。題名は文字列の長さに応じて3〜4マス下げて書き始めるのが慣例。読み手の視線がいったん題名で止まるよう、上下に余裕を持たせます。

2行目には氏名を、行の下から書き始めます。名字と名前の間は1マス空ける、姓を2マス下げてから「○○ ○○」のように配置するのが標準。学校・新人賞の応募規定で異なる指示があればそれに従います。

3行目は1行空け、4行目から本文を書き始めるのが見やすい配置。本文の書き出しも段落の最初なので1マス空けて2マス目から書きます。

2. 段落のはじめは1マス下げ

段落(改行して新しいまとまりを始めるとき)の最初は必ず1マス空けて2マス目から書くのが原則。小学校学習指導要領解説 国語編でも、低学年から「段落のはじめは1字下げる」表記の指導が定められています。

段落の区切りをはっきりさせると、文章の論理展開が読み手に伝わりやすくなります。400字詰めなら1枚に3〜5段落が読みやすい目安。1段落が長すぎると読み手の負担になります。

3. 句読点の禁則処理

縦書きでは、文化庁「公用文作成の考え方」II-1で句点に「。」、読点に「、」を用いることが原則。横書きでは読点に「,」(コンマ)を使ってもよい、と規定されています(一つの文書内ではどちらかに統一)。

原稿用紙で気をつけるのは禁則処理:句点「。」読点「、」、閉じカッコ「)」「」」、長音「ー」は行頭に置かないルールです。具体的な処理:

学校提出では「同マスに押し込む」が最も無難。Wordなど横書きの文書ソフトも、デフォルトで禁則処理が有効になっています。

4. 促音「っ」と拗音「ゃ・ゅ・ょ」は1マス

縦書き原稿用紙では、促音「っ」も拗音「ゃ・ゅ・ょ」も独立した1マスを使うのが基本ルール。「がっこう」は4マス、「きょう」は3マス、「しっぱい」は4マスです。

長音「ー」も1マス。「カレー」は3マス、「コーヒー」は4マス。例外的に英文字・数字を縦書き原稿用紙に書くときは、半角2文字を1マスに入れる(縦横半々ずつ詰める)のが慣例ですが、固有名詞などは1文字1マスでも構いません。

このルールが守れていないと「マス目を使った文字数稼ぎ」「文章ルールが分かっていない」と判定されやすいので、提出前に必ず確認しましょう。

5. 会話文の改行と「」の使い方

会話文は「」(カギカッコ)で囲み、改行して書くのが原則。「」も1マスずつ、独立したマスを使います。会話文の前後で改行するのは、読み手が「ここは会話だな」と一目で判断できるようにするため。

会話文の終わりの「。」と「」の関係は、書籍・新聞によって流儀が分かれます:(a)「。」を入れてから「」(小説の標準)、(b)「。」を入れず「」だけ(新聞・公文書の流儀)。学校提出は(a)が無難です。

6. 数字・英字の書き方

縦書き原稿用紙で数字・英字を扱うときは、原則として漢数字(一・二・三・百・千)を使います。「2025年」ではなく「二〇二五年」、「100人」ではなく「百人」と書くのが学校作文・公的文書の標準。

ただし以下は例外として算用数字を使います:

算用数字を使うときは1マスに2文字(縦に半角2文字)が慣例。「1,234」は4マス使うか、コンマを省略するかは投稿規定に従います。

7. 提出前のセルフチェック

400字詰め1〜3枚の作文を提出する前のチェックリスト:

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