英検・TOEIC・中学英語の語彙数完全ガイド
「単語をどのくらい覚えれば良いか」は試験・段階ごとに目安が決まっています。本記事は学習指導要領・英検協会・TOEIC公式の数値を整理します。
小・中・高で扱う英単語数(文部科学省)
文部科学省「学習指導要領(平成29年告示)」は、小学校〜高等学校で扱う英単語数の目安を明示しています。
- ・小学校:600〜700語(平成29年改訂・2020年度実施)
- ・中学校:1600〜1800語(同・2021年度実施)
- ・高等学校:1800〜2500語(科目「英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲ」「論理・表現Ⅰ〜Ⅲ」)
- ・累計:高校卒業時点で4000〜5000語が標準
- ・旧課程(〜2020年度):中学約1200語、高校約3000語
- ・改訂のポイント:小学校英語の教科化(2020年)に伴う前倒し
中学英語の語彙数は旧課程の1.5倍に増えました。教科書や入試問題のレベルも実質的に上がっており、暗記の負担は確実に増しています。
英検の級別目安語彙数(日本英語検定協会)
公益財団法人 日本英語検定協会が公開している級別の目安語彙数(旺文社「英検でる順パス単」等のシリーズが基準)。
| 級 | 目安語彙数 | 対応レベル |
|---|---|---|
| 5級 | 約600語 | 中1終了 |
| 4級 | 約1300語 | 中2終了 |
| 3級 | 約2100語 | 中3終了 |
| 準2級 | 約3600語 | 高1〜高2 |
| 2級 | 約5100語 | 高校卒業 |
| 準1級 | 約7500語 | 大学中級 |
| 1級 | 約10000〜15000語 | 大学上級〜社会人 |
級が1つ上がるごとに必要語彙が約1.5〜2倍に増えます。中3で英検3級(高校受験有利)、高3で英検2級(大学入試共通テスト相当)が一般的な目標です。
TOEICスコア別の必要語彙数
IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)TOEIC L&R 公式問題集と、複数の英語教育研究から推定される目安。
- ・TOEIC 400点:約2000語(高校1年レベル)
- ・TOEIC 500点:約3000語(高校2年レベル)
- ・TOEIC 600点:約5000語(高校卒業・就職下限)
- ・TOEIC 730点:約7000語(就職・転職市場で評価される水準)
- ・TOEIC 860点:約9000語(海外赴任候補レベル)
- ・TOEIC 900点:約10000語以上(ネイティブの新聞理解レベル)
TOEICは「ビジネス英語に偏った語彙」を出題するため、英検と比較すると専門用語(quarterly, vendor, invoiceなど)の習得が必要です。金フレ(金のフレーズ)・銀フレが定番教材。
CEFR-Jレベルと語彙数
CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)の日本版「CEFR-J」は、東京外国語大学 投野研究室が中心になって策定した日本人向け参照基準です。
- ・A1(pre-A1〜A1.3):約500〜1500語(中学英語)
- ・A2:約1500〜3000語(高校英語)
- ・B1:約3000〜5000語(大学入試共通テスト相当)
- ・B2:約5000〜7500語(英検準1級相当)
- ・C1:約7500〜10000語(英検1級相当)
- ・C2:10000語以上(ネイティブ高学歴成人)
本ツールでの学習スケジュール例
中3で英検3級(約2100語)を目指す場合、1日10語ずつ覚えれば6〜7ヶ月で完走できます。本ツールの活用例:
- ・週1〜5日目:単語帳を10語ずつ赤シートで暗記
- ・週末:本ツールで50語分の確認テスト印刷
- ・月末:累計200語からランダム30問の月例テスト
- ・3ヶ月目:累計600語の総復習テスト
- ・6ヶ月目:英検3級過去問形式に切り替えて模試
ばらばらに覚えるより、英検級別パス単を使って「目標級の語彙だけ」に絞り込むほうが効率的です。