単身(1人暮らし)の備蓄
最も忘れられがちですが、単身世帯こそ自力で凌ぐ前提の備蓄が必要です。賃貸ワンルームでも分散保管できます。
- ・水:1日3L×3日分=9L(2Lペットボトル×5本)
- ・食料:レトルトご飯9食、缶詰9個、カップ麺3個、栄養補助食品(カロリーメイト等)3箱
- ・簡易トイレ:15回分(携帯トイレ袋・凝固剤セット)
- ・カセットコンロ+ボンベ3本
- ・モバイルバッテリー(10000mAh以上)と充電ケーブル一式
- ・常備薬・絆創膏・マスク・ウェットティッシュ
- ・現金(小銭中心に1万円)と本人確認書類のコピー
- ・女性は生理用品を多めに(避難所では入手困難)
夫婦・DINKS世帯の備蓄
2人分×3日が基本。共働きで日中別行動の場合は、職場用の防災ポーチも別途必要です。
- ・水:1日6L×3日分=18L(2Lボトル×9本)
- ・食料:レトルト・缶詰・乾麺各18食分
- ・簡易トイレ:30回分
- ・カセットボンベ6本
- ・職場用ミニ防災ポーチ(500mL水・栄養補助食品・モバイルバッテリー・スニーカー)
- ・家族間連絡手段:災害用伝言ダイヤル171・LINE既読確認・集合場所の事前合意
小学生・中高生がいる家庭の備蓄
子どもは成人と同量の水・食料が必要です。学校待機の可能性も考慮します。
- ・水・食料:成人と同量で人数分計算
- ・好きなお菓子・チョコレート(精神安定効果)
- ・学校用ランドセル防災ポーチ(ホイッスル・反射材・小銭・連絡カード)
- ・スマホ充電・家族グループLINE
- ・留守番中の地震対応を家族で事前確認
乳幼児(0〜3歳)がいる家庭の備蓄
最も注意が必要な世帯。粉ミルクは清潔な水とお湯が必要、液体ミルクは常温でそのまま使えるため備蓄に向きます。
- ・液体ミルク(明治ほほえみ・グリコアイクレオ等):最低1週間分。常温保存・哺乳瓶不要タイプも
- ・粉ミルク:使い慣れた銘柄を多めに(味の違いで飲まないことがある)
- ・哺乳瓶+使い捨て哺乳瓶ライナー(消毒不要)
- ・離乳食レトルト:月齢に合わせて1週間分(5〜6か月・7〜8か月・9〜11か月・1歳〜)
- ・おむつ:1日10枚×7日=70枚+おしりふき大容量
- ・赤ちゃん用爪切り・体温計・小児用解熱剤
- ・抱っこ紐(避難時の必須アイテム)
- ・母子手帳のコピーを防災バッグに
高齢者(要介護を含む)がいる家庭の備蓄
常用薬と医療機器が生命線です。薬は最低2週間分の備蓄が推奨されています。
- ・常用薬:最低2週間分(降圧剤・糖尿病薬・抗凝固薬等。かかりつけ医に予備処方を依頼)
- ・お薬手帳のスマホ写真+紙コピーを防災バッグに
- ・大人用紙おむつ・尿取りパッド・介護用ウェットシート
- ・入れ歯洗浄剤・補聴器予備電池・老眼鏡予備
- ・在宅酸素・吸引器がある場合:自家発電機or車のシガーソケット用変換器
- ・嚥下しやすい食品(おかゆレトルト・ゼリー飲料・栄養補助ゼリー)
- ・かかりつけ医・訪問看護の連絡先メモ
- ・避難行動要支援者名簿への登録(市区町村で申請)
ペット(犬・猫)がいる家庭の備蓄
環境省「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」では同行避難が原則。ペット用備蓄は最低5日分が推奨されています。
- ・フード:最低5日分(療法食の犬猫は2週間分)。普段食べているものを
- ・水:1日体重1kgあたり50mL目安×5日分
- ・トイレ用品(猫砂・ペットシーツ)
- ・キャリーバッグ・リード・首輪(迷子札に飼い主連絡先)
- ・ワクチン証明書・狂犬病予防注射済票のコピー(避難所入所時に必要)
- ・常備薬・ノミダニ予防薬
- ・ペット可避難所を事前確認(市区町村HP)
- ・写真(迷子時の捜索に。スマホ+紙コピー両方)
アレルギー対応食の備蓄
食物アレルギーがある家族向けには、避難所の炊き出しが使えない場合に備えた専用備蓄が必要です。
- ・特定原材料28品目除去のレトルト・缶詰(尾西食品アレルギー対応アルファ米・ハインツ等)
- ・アレルギーゲンを示すリストバンド・カードを携行
- ・エピペン処方を受けている場合は必ず防災バッグに
- ・グルテンフリー・ベジタリアン対応品も同様
慢性疾患患者の備蓄
- ・人工透析:透析手帳・かかりつけ施設の災害時連絡先・代替施設リスト
- ・糖尿病:インスリン+注射針+保冷バッグ(夏場は保冷剤も)
- ・在宅酸素:予備ボンベ・電源確保(停電時の家庭用酸素発生器対応)
- ・パーキンソン病・てんかん:服薬時刻が厳密なため、薬の追加備蓄と時計
まとめ:家族構成で量を計算
出典:環境省「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」、農林水産省「家庭備蓄ガイド」、 首相官邸「災害が起きる前にできること」、厚生労働省「災害時の医薬品供給」。