フリマ出品写真の危険性
フリマ出品写真は全ユーザーに公開され、検索エンジンにも一部キャッシュされます。購入者だけが見るのではなく、悪意ある第三者も含めて誰でも閲覧可能です。
個人情報保護委員会の指針では、住所・氏名・電話番号は典型的な個人情報で、漏洩すると詐欺・ストーカー・特殊詐欺の標的にされる可能性があります。
中古品の元伝票・宅配伝票
「届いた時の段ボールごと出品」「未開封なので元梱包のまま」というケースで伝票がそのまま映ることがあります。伝票には差出人・受取人の住所・氏名・電話番号すべてが印字されています。
- ・伝票の宛先(自分の住所・氏名・電話番号)
- ・差出人欄(過去の購入元店舗名)
- ・追跡番号(番号入れれば配送経路がわかる)
- ・QRコード・バーコード(電子的に住所読み取り可能)
- ・宅配ボックス使用済みシール
化粧品・食品の購入店名シール
未使用品の出品でも、購入店のシール・値札・受領印に住所が記載されていることがあります。
- ・店舗名+店舗住所
- ・購入日時の入ったレシート添付
- ・調剤薬局の処方箋シール(病名・薬剤師名)
- ・百貨店外商の手書きメモ
家電・自転車の防犯登録・型番
自転車の防犯登録シールは、ナンバー+登録店舗で持ち主が照会可能です。家電のシリアルナンバーは盗難品データベースとの照合に使われます。
- ・自転車の防犯登録シール(番号全部)
- ・家電のシリアル番号
- ・ノートPCのサービスタグ
- ・カメラのシリアルナンバー
- ・スマホIMEI(裏蓋のラベル)
背景に映り込む生活情報
商品撮影で背景に映り込むものから、住所・家族構成が推測されることがあります。
- ・窓の外の風景(特徴的なビル・看板で住所推定可)
- ・カレンダー・家族写真
- ・郵便物・新聞(住所・氏名印字)
- ・処方薬の袋(病名・薬局名)
- ・テレビ画面に映る情報
- ・鏡・ガラス反射に映る撮影者の姿
- ・床に置いた他の荷物の伝票
書籍・カードの個人情報
書籍に書き込まれた名前、購入者カードの宛名、図書館の貸出履歴シール、サイン本のメッセージ宛名なども要注意です。
- ・本の見返しに書かれた名前・購入日
- ・図書館の蔵書印(横流し・盗難疑い)
- ・サイン本の宛名「◯◯さんへ」
- ・購入者カード・保証書の記入欄
- ・取扱説明書の購入店記入欄
アプリ画面・スマホ写真の出品
アプリ画面のスクショや、スマホ自体を出品する場合の画面表示にも注意。
- ・ホーム画面のアイコン(アプリで趣味・行動推定可)
- ・通知バーのメッセージプレビュー
- ・ロック画面の壁紙(家族写真等)
- ・Wi-Fi接続名(自宅Wi-Fi名)
- ・キャリア名・電話番号表示
推奨モザイク強度
- ・文字(住所・氏名・電話番号):強度「強」
- ・QRコード・バーコード:強度「強」(読み取り防止のため広めに)
- ・小さなロゴ・店舗名:強度「中」
- ・背景の風景(自宅特定防止):強度「中」
- ・反射で映った顔:強度「強」
出品前チェックリスト
- 伝票・宛名は隠した?
- 追跡番号・QRコード・バーコードは隠した?
- 防犯登録・シリアル番号は隠した?
- 背景の窓・看板で住所がバレない?
- カレンダー・家族写真は映っていない?
- 鏡や画面反射に自分の顔は映っていない?
- 書き込み・サイン宛名は隠した?
- Exif位置情報も削除した?
トラブル時の相談先
- ・各フリマアプリ(メルカリ・ラクマ・PayPayフリマ)の通報・問い合わせ窓口
- ・国民生活センター「188(いやや)」
- ・警察相談専用電話「#9110」
- ・拡散後の削除は警察庁・プラットフォーム事業者の削除申出窓口
使ってみる
出典:個人情報保護委員会「令和2年改正個人情報保護法」、警察庁サイバー警察局「サイバー犯罪対策」、国民生活センター。